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ガイドブックに載っていない、レアな北九州市・小倉のグルメ座談会

ガイドブックに載っていない、レアな北九州市・小倉のグルメ座談会

博多とはひと味違うコアな空気感がたまらない!
服、音、食、酒でヒトが繋がる街

福岡といえば、やっぱり博多。そもそも、北九州市ってどこだっけ? 旧門司市、旧小倉市、旧若松市、旧八幡市、旧戸畑市が合併し、九州初の百万都市として1963年に誕生した北九州市。成人式が派手な修羅の国!? 祭り好き、飲み好き、ケンカっ早い!? いやいや、リアルな北九州メンズたちは、いい感じの空気感で日々を楽しんでいます。レアニッポン的”小倉探訪”といえばやっぱり食べ&飲み歩きでしょ!ということで、小倉デイズとオススメの店を語ってもらいました。

左から/「Gramo Coffee」「MEGAHERTZ」オーナーの松石大介さん、古着屋「BELL STORE」店主の岡藤隆広さん、古着屋「Bloomy Days」店主の池部哉太さん

松石さん(以下「松」):小倉は街がコンパクトだから、働くところ、飲みに行くところ、自宅がそれぞれ近くて、移動も歩きや自転車とかで済むところがいいよね。

松石大介さん(43歳・通称:ジミーさん) 昼はカフェ「Gramo Coffee」、夜は老舗のクラブ「MEGAHERTZ」を経営。生まれも育ちも北九州。小倉の変遷を見守ってきた重鎮。

岡藤さん(以下「岡」):飲みに行くときも、知り合いの店から店へ2~3軒、みたいなパターンが多い。人と人との繋がりが深い。

岡藤隆広さん(33歳) 古着店「BELL STORE」店主。中学時代から音楽やファッションを求めて下関から小倉へ通い、小倉で働き始めて10年。主に北米から買いつけた古着を扱う自身の店を2年前にオープン。

池部さん(以下「池」):自分は昨年魚町(※小倉で一番の繁華街)に店をオープンしたんですけど、すぐに地域の人たちとも仲よくなって、コミュニティに入れてもらえました。イベントをやりたい!というと、すぐに人を紹介してくれたり。コンパクトで、人と人が繋がりやすい街だなぁと実感しました。

池部哉太さん(24歳) 古着店「Bloomy Days Vintage」店主。小倉のショップで経験を詰み、昨年自身の店をオープン。留学していたアイルランドをはじめ、ヨーロッパモノをメインに買いつけ。ファッションや音楽のイベントなども主催。

:海も山も近いし、港町独特の異国情緒もあるよね。国内外から人が来て、街を歩いていたら「なんだかアジアの外国っぽいね」と言われたこともある。

左/5月に訪れた北九州市・小倉。小倉駅からモノレールが発車する様はさながら未来都市。右/1602年、細川忠興公が築城した名城、小倉城。4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴(建築当時は全国唯一)。街のシンボルであり、市民の憩いの場でもある。春は約300本の桜、秋には紅葉が美しい、北九州市観光の人気スポット。

:韓国料理や台湾料理の店も多いですしね。食べ物はどこ行ってもハズさないし、うまいですよね。

:小倉に友人が来たら、まず連れていくのが旦過市場大學堂で丼飯を買って、市場内を巡って好きなおかずを買って、それをのせてオリジナル丼を作る。名物の「じんだ煮 (ぬかみそ炊き)」はマストかな。

大正初期に始まり、100年以上の歴史を誇る“北九州市の台所”「旦過市場」。昭和ムード漂う市場には現在も約120店が軒を連ね、地元の海産物や野菜、惣菜などが所狭しと並んでいる。
名物の「じんだ煮」とは、イワシやサバの“ぬかみそ炊き”のこと。ここに来たらマストで食べたい一品。

市場内の「大學堂」で提供されている「大學丼」も名物のひとつ。購入した丼入りの白ごはん(小100円~大200円)を片手に市場を巡り、好みの具を追加していくことで自分だけの丼が完成するというシステム。 この日はじんだ煮、おでん、キャベツのぬか漬けをオン。

:旦過市場は再整備の話も耳にするから、それまでに一度は見たほうがいいと思います。あと、王道の旦過に対して、旦過から一歩入った「新旦過飲食街」もおもしろい。映画のロケ地にも使われたり、ディープな感じが漂うし、最近スパイスカレーの店もできていて、かなり頻繁に通っている。

:あとはやっぱり「角打ち(=立ち飲み)」かな。

酒店にて購入したお酒を店内でつまみとともに飲む、という北九州に根づく飲みカルチャー「角打ち」。北九州には、角打ちが楽しめる酒店が多くある。写真は門司港の酒店「魚住」。

:北九州の角打ちって、いわゆるオシャレ立ち飲みとかじゃなくて、酒店が営んでいて、缶詰とか、お手製のお惣菜とかをつまみに飲む“ザ・角打ち”なんだよね。酔っ払いのおじちゃんとかがいて、おごってくれたりする(笑)。たまに行くかな、安く飲めるし。

:ガイドブックでは見たことないけれど「白頭山」(地元で有名な24時間営業の焼き肉・百円酒場)はいいよね。

:同感(笑)。100円ビール最高(自分でコインを入れて注ぐシステム)!
24時間営業だからいつでも行ける。紺屋町店の石焼ちゃんぽんがウマイ!

:あれはウマイ! 石焼ビビンバの器にちゃんぽんが入っていて、スープがコーンスープみたいにとろみがあって、ほかのどこにもない味。海外からのゲストにも喜ばれた。

皆さん大絶賛! 「白頭山」の石焼ちゃんぽん。

:「白頭山」には肉肉うどん(甘辛の肉がたっぷりのり、さらに生姜をオンして食べる小倉名物のうどん)もあるから北九州っぽいですよね。

:あととりまぐ酒場 てばヨーもウマイよね。手羽先の唐揚げが絶品! 甘辛スパイスがたまらないです。ちゃんと作っているのが伝わる。

写真/「とりまぐ酒場 てばヨー」Facebookページより。

:いろいろ行って、最後は資さんうどんでシメる、ことが多いかな。

北九州発祥、1976年創業の「資さんうどん」。写真は「肉&ゴボ天うどん」700円。

:シメなら薬膳らーめんの蘭州もいい。ハーブがブレンドされていて、体にいい感じ。ここ、ラーメンもウマイけど、チャーハンもウマイ!「今まで食べたチャーハンの中で一番ウマイ!」っていう友人が何人もいた。

:夜の“晩酌セット”は生ビール1杯とラーメン、半チャーハン、餃子、あともう1品くらいついてきて、超オトクなんですよね。

:ホント、小倉は安くてウマイ店が多いよね。

>>まだまだ続く北九州市・小倉の洒落者座談会。彼らの休日の過ごし方とは?

 

●北九州市観光サイト「ぐるリッチ北九州」
URL:http://www.gururich-kitaq.com/

●北九州市のことがよくわかる公式サイト「北九州ライフ」
URL:http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/kitakyushulife/

 

撮影/山城淳一(acud.) 取材・文/中野智恵(Fe)

 

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