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山口「角島」絶景めぐりの旅へ――。夕陽を追いかけて海上を行く!

山口「角島」絶景めぐりの旅へ――。夕陽を追いかけて海上を行く!

夕陽を追いかけて、山口「角島」絶景めぐりの旅へ。

オレンジ色に染まる海上を行く!

エメラルドグリーンの海と白い砂浜――。南国と見紛うばかりの絶景が広がる本州の西北端、山口県下関市豊北(ほうほく)町。沖合に浮かぶ角島(つのしま)と本土を結ぶ「角島大橋」が見せる美しい風景は、『死ぬまでに行きたい!世界の絶景」(三才ブックス刊 2013年)で紹介されたのを皮切りに、西日本屈指の人気観光スポットとなりました。今回は夕景をクローズアップ! オレンジ色に染まる絶景を堪能すべく、沈む夕陽を追いかけて定番のビュースポットをめぐります。

橋の開通は2000(平成12)年。全長1780mで、無料で渡れる橋としては国内屈指の長さ。車のTVCMではロケ地として何度も使用されている。

出発点は、腹ごしらえも兼ねて、観光拠点でもある「道の駅北浦街道ほうほく」。「海と夕日のれすとらん わくわく亭」は地元産の新鮮魚介が味わえると、角島周辺における飲食スポットの中でも一、二を争う人気店です。

施設内の「ほうほく夢市場」には近隣の名物が一堂に会し、お土産選びも楽しい。

店一番の人気メニューは「おまかせ海鮮丼」(みそ汁、茶碗蒸し、ざる豆腐、漬物付きで税込み1800円)で、イカ、タイ、スズキなどをベースに約10種類もの海鮮がごはんの上にぎっしり! 旬や仕入れによってネタは毎日異なるそうです。

近海の海の幸で彩られる海鮮丼。その日のネタは店内の掲示板で紹介されている。

お腹を満たし、さっそく角島大橋へと向かいます。無料で渡れる絶景の橋といえば、宮古島「伊良部大橋」、沖縄本島「古宇利大橋」も有名ですが、角島大橋があるのは本州。つまり、マイカー、マイバイクで行けてしまうというのがポイント! 実際、GWには、全国各地のナンバーが勢揃い、はるばる東日本方面からというのも珍しくないのです。

まずは、本土側の道路沿いの定番スポットから。道の駅からは車で約10分。
たもとの「島戸海水浴場」から。本土側には砂浜が広がり橋よりも下の目線から絶景を楽しめる。

夕陽を浴びながら橋を渡り、角島へ。まずは島の北東、「牧崎風の公園」を訪れます。ちなみに、角島は4平方キロメートルほどの大きさで、その名は島の両端にある2つの岬「牧崎」「夢崎」が牛の角のように見えることに由来するそうです。

「牧崎風の公園」。日本海の海風が常に吹き付け、夏場も涼しい。

続いて、さらに島の奥へと進んで「夢崎波の公園」へ。隣接する「角島灯台」は、総御影石造りの洋式灯台で、国内に5か所しかない第1等灯台の一つです。夕陽に浮かびあがる灯台のシルエット、はたまた、夕陽に染まる様子など、どの角度からも絵になる光景が楽しめます。

角島のシンボルともいえる「角島灯台」は1876(明治9)年に完成。高さ29.6mで石造りとしては国内第3位の高さを誇る。
灯台の隣の展望台からは、灯台と夕陽に染まる海を一緒に眺められる。

打ち寄せる波の音を聞きながら、海に沈みゆく夕陽をいつまでも眺める――。ふと気が付くと、日没を見ながら物思いにふける人、ロマンチックなひとときを過ごすカップル、三脚を立ててカメラをのぞく人などなど、人それぞれに絶景を楽しむ光景が広がります。

イングリッシュガーデン風の公園に、洋式灯台の姿が映える。
響灘に沈む夕陽を見届けると、今度はマジックアワーの始まり。空の色の展開が美しい~。
気が付けば、背後の灯台には灯りが。暗くなるにつれて、星空と漁り火が夜の絶景を浮かびあがらせる。

角島は人気観光地ゆえに、日中はツアーバスも次から次へとやってきて大勢の人で賑わいます。一転して、夕方からは混雑がないというのも大きなポイント。青い空と青い海に映える絶景も見事ですが、青、オレンジ、赤、そして紫、深い藍色へと移ろいゆく、空が繰り広げる色の演出もまた見事。ゆっくりと、角島の“黄昏の絶景めぐり”を楽しんでみませんか?

最後の締めくくりに、夜の海に浮かびあがる角島大橋を眺めるのもお忘れなく!

道の駅北浦街道ほうほく HP
URL:http://michinoeki-houhoku.jp/

 

撮影・取材・文/兼行太一朗
地元山口のフリーペーパー発行元に14年間勤務した後、フリーライター・カメラマンとして独立。主に旅行、グルメ、歴史、地方創生などについての書籍やウェブサイトを中心に取材・執筆を行っている。拠点とする山口市では、歴史資源を生かした地域活性化に取り組むNPO法人「大路小路まち・ひとづくりネットワーク」にも所属し、守護大名大内氏や幕末に関する史跡、ゆかりの場所や人物についての取材を担う。

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