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【ニッポンの夏祭り カレンダー】山形県 花祭り/宮城県 塩竈みなと祭

【ニッポンの夏祭り カレンダー】山形県 花祭り/宮城県 塩竈みなと祭

慰霊や鎮魂といったしめやかさと、華やかさやエネルギーの爆発とが絶妙に混在する日本の夏祭り。全国で年間30万件はあるというお祭りから、お祭り評論家・山本哲也さんがオススメする夏祭りをピックアップしました。 ※このたびの西日本を中心とする豪雨により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。  ※祭りの日程は天気やその他の事情で前後することがあります。必ずホームページなどで事前にご確認ください。

■花祭り(はなまつり)

出羽三山神社の例大祭。稲の花を奪い合う参拝者の姿が印象的。農耕の豊穣を祈る祭りといわれていて、稲の開花期にあたり、災厄のないことを祈願する。三山の神輿や稲の花に見立てた造花を飾った献燈などが鏡池の周りを巡幸し、参拝者はこの花を取ろうと奪い合う。花を手にした者は神の恩恵が厚く、五穀豊穣・家内安全が約束されると伝えられている。

© 写真家 西村春彦
© 写真家 西村春彦

2018年7月15日(日)
出羽三山神社
山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
JR鶴岡駅下車、庄内交通バス羽黒山頂行きで約1時間→終点下車
URL:www.dewasanzan.jp/publics/index/32/

 

■塩竈みなと祭(しおがまみなとまつり)

終戦直後の混乱が鎮静化の兆しを見せ始めた昭和23年、港町塩竈の産業復興と疲れきった市民の元気回復を願って始められた。神社のお神輿を、「鳳凰丸」「龍鳳丸」に奉安し、日本三景の松島湾内を渡御する。海の祭典としては全国有数の規模(日本三大船祭)であり、百隻に及ぶ大小の供奉船を従えて巡幸する姿は、さながら平安絵巻を見ているよう。15日の前夜祭では花火が上がり、東北の夏祭りの先陣を切る祭りとして盛大に開催される。2006年度には水産庁から「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に認定され、2014年度の「ふるさとイベント大賞」において『内閣総理大臣賞』を受賞した。

2018年7月15日(日)〜16日(月)
宮城県塩釜市
JR本塩釜駅下車
URL:kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/

 

監修=山本哲也(やまもと・てつや)
学生時代から全国200か所以上の祭り・イベントをめぐる。コンピュータ専門学校で情報処理教員を務める傍らお祭りの記事を執筆。編集プロダクション勤務、トラベルライターを経て、「お祭り評論家」に。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Webなどで活躍中。祭りの担い手目線・学者目線ではなく、一般参拝者・見物人の視点から、祭りの情報・楽しさ・奥深さなどを伝え続けている。 www.yamamototetsuya.com

文/清水千佳子 家庭画報国際版編集部 編集協力/POW-DER

※家庭画報 INTERNATIONAL Japan EDITION 2017年春/夏号の記事を再構成

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