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【佐渡島】港町「宿根木」江戸風情の“路地迷宮”をひたすら歩いてみた

【佐渡島】港町「宿根木」江戸風情の“路地迷宮”をひたすら歩いてみた

新潟県佐渡島の南部に位置する小木地区の宿根木は、江戸時代後期から明治時代にかけて廻船業(北前船)で栄えた寄港地として発展した港町です。新潟県では唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

110棟もの家屋が密集する宿根木

小木地区「宿根木」

両津港から車を走らせることおよそ1時間。崖下に集落が見えてきました。ここが宿根木集落です。約1ヘクタールの土地におよそ110棟もの家屋が密集しています。

江戸風情の家屋が連なる宿根木エリア

宿根木エリアに一歩立ち入ると、一気に江戸時代にタイムスリップしたかのような昔風情の家屋が軒を連ねます。町の中には小川が流れ、木の板でできた橋や、瀬戸内海から運ばれたという御影石でできた石橋が架かる場所もあり、江戸時代の雰囲気が今でも伝わってきます。

■宿根木エリアを代表する「三角家」

映画やCMなどでよく撮影が行われる三角家は宿根木のエリアの中でも象徴的な建物です。こちらは1846(弘化3)年の水害後に羽茂大橋付近からこちらに移築されました。敷地に合わせて建物を三角の形にしたことから、この名がついています。

「舟形の家」とも呼ばれた三角家の内部は公開されている

■清九郎

江戸時代後期から明治期にかけて財を成した廻船主の邸宅が「清九郎」です。こちらも内部が公開されています。

船主が築いた「清九郎」
当時の暮らしぶりがよくわかる内部

玄関の土間から上がると、天井が2階まで吹き抜けている特徴的な居間から、当時の宿根木でも水準の高い暮らしぶりが見て取れます。

2階に数室ある大座敷
窓の外は、、、崖だった!!!

2階の窓から外を見ると崖をくり抜いた洞窟があり、貯蔵庫として使用されていました。

■一客一亭の御宿 伊三郎

こちらの「一客一亭の御宿 伊三郎」は1日1組限定で宿泊できます。家主の姓「石塚」から一文字「石」と彫られた軒下の意匠が特徴的な建物です。

古にタイムスリップしたかのような路地迷宮を、さらに歩いていきます。

昔の消火栓が町の中にいくつかある
大正時代に建てられた旧郵便局舎。ところどころに今と昔をつなぐ名残がある

■茶房やました

散策途中で、お腹が空いたらこのエリアで人気の飲食店「茶房やました」がオススメ。納屋を改装したこちらのお店の2階では、佐渡名物の「たらい舟」を逆さにしたテーブルで食事をすることができます。

2階には、たらい舟でできたテーブルがある

人気の「やましたナポリタン」(税込み 800円)をはじめ、季節の野菜や、海鮮を使ったこだわりのパスタが楽しめます。

人気の「やましたナポリタン」

餅が2つ入った「ぜんざい(お茶付き)」(税込み 515円)、わらびもちなど甘味も食べられます。

ぜんざい(お茶付)

茶房 やました
住所:新潟県佐渡市宿根木442
TEL:0259-86-1212
営業時間:10時~16時(ランチタイム11時~14時)
木曜定休

一服したらもう少し散策してみましょう。

■宿根木公会堂

芝居小屋形式の集会施設として建てられた宿根木公会堂(非公開)は、このエリアの中でも一番大きな建物です。

■称光寺

宿根木エリアの北東に位置する称光寺は1349(貞和5)年開創と伝わる時宗の古刹です。崖の狭間に位置する本堂は静かな時間が流れていました。

宿根木エリアの最大の魅力はなんといっても路地。船板などで造った板壁の民家の横を流れる小川を見ながらゆっくり散策しましょう。

小川と同じくらいの道幅が続く
当時から残る石畳
称光寺に向かう人々が通ったという世捨小路

今では観光客が行き交う「世捨小路」。かつて海と山をつなぐ集落の主要な小路でした。廻船業をきっかけに栄えた宿根木では、船主や船を造って生活していた人々の暮らしぶりが今もなお感じとることができます。

宿根木
URL:http://shukunegi.com/

 

撮影・取材・文/中川マナブ
さんぽブロガー、旅ライター、Webプロデューサー。夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。「地域ブロガーの会」を主宰するなど、地域ブロガーネットワークに精通。 https://tokyosanpopo.com/

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