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【石川県小松市】世界有数の苔の聖地、日用町「苔の里」を訪ねて

【石川県小松市】世界有数の苔の聖地、日用町「苔の里」を訪ねて

白山と日本海を望む石川県小松市では、日本文化の原点である自然とともに生きる文化が継承されてきました。中でも里山地域に位置する日用町(ひようまち)は、多様な苔むす庭「苔の里」、銘木「日用杉」林、トンボの飛ぶ小川と田園、町内産の樹木で建てられた古民家など、全国農村景観百選に選ばれた美しい里山景観と日本古来の生活文化が息づいています。小松空港から車で約25分、小松駅・加賀温泉駅から車で約20分。世界有数の”苔の聖地”として、口コミを中心に話題を集める日用町の苔の魅力をご紹介します。

日用町は人口30人に満たない里山の集落です。春は野山が一斉に芽吹き、山菜など自然の恵みをいただきます。夏は杉の木立と小川と田園、まさに苔むす庭のシーズンです。お米の収穫と実りの秋、そして冬は雪景色。奥山の積雪は、春以降の豊かな水をもたらしてくれます。この町には、昔からそれぞれの家の裏庭に苔が生えていました。その庭を回遊できるように整備し、「苔の里」として一般の方にも観賞してもらえるようになったのです。

日用町の苔庭は、多様な苔(蘚苔類)が見られる日本有数の苔庭として高い評価を得ています。北陸の風土、山間の谷筋に沿った地形に加え、杉林を間伐することで、地表に日向、半日蔭、日蔭の環境が生じ、それぞれの環境に適応して多様な苔が生育しています。専門家の調査では町内で48種類の蘚苔類が確認されています

8月には「苔の里」にて、ライトアップイベント「照苔の夕べ」が実施されました。闇の中に浮かびあがる苔庭は、昼間とはまた違った顔を見せ、訪れた人たちを驚かせていました

また、日用町の自然/文化/景観の維持再生を、住民組織(日用苔の里整備推進協議会)に加え、国内外の人々が集い、叡智を持ち寄ることで実現していく「叡智の杜プロジェクト」もスタート。叡智の杜プロジェクトは、日本を象徴する自然と共生する文化を感じながら叡智を探求できる場所として、国内外からの来訪者を受け入れるための体制構築と景観整備を行い、地域資源を持続的に活用しながら、自然と文化を継承していく取り組みです。苔の里、古民家交流施設「Wisdom House(ウィズダムハウス)」を拠点に、自然とともに生きる日本の生活文化を感じながら、和やかな心で感性を高められる場所なのです。

Wisdom Houseは、築100年の古民家を改修した交流体験施設で、国際交流や各種会議、結婚式・ロケなどにご利用いただけます(利用料:2時間1万5000円~)

9月にはWisdom Houseにて『古民家 de JAZZ in 苔の里 2018』が開催されます。色づく森を眺めながら、苔の里で秋の夜長を楽しんでみませんか。

●「叡智の杜 FOREST of WISDOM」ウェブサイト
URL:http://forestofwisdom.org/

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