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【宮城】「南三陸さんさん商店街」イースター島から贈られたモアイ像が見つめる世界

【宮城】「南三陸さんさん商店街」イースター島から贈られたモアイ像が見つめる世界

仙台から南三陸町志津川まではクルマで約1時間半。“サンサンと輝く太陽のように、笑顔とパワーに満ちた南三陸の商店街にしたい”というコンセプトのもと、2012年2月に仮設オープン、2017年3月3日に本設オープンした「南三陸さんさん商店街」を訪ねました。迎えてくれたのは、南米・チリ共和国のイースター島から贈られた、世界に2体しかないという目の入ったモアイ像でした。

なぜ、南三陸町にモアイ像が!?

南三陸町とチリの友好関係、そのきっかけは、1960年のチリ地震津波でした。遠い海の向こうから押し寄せてきた津波により、旧志津川町内だけで41名が犠牲になり、312戸の家屋が流失と大きな被害を受けました。この津波の記憶を伝えるため、1990年に国鳥コンドルの碑がチリから贈られ、1991年には南三陸町がチリ人彫刻家に依頼してイースター島のモアイ像が創られました。そのモアイ像は東日本大震災で流出したものの頭部が発見され、志津川高校の敷地内に移設されました。

日智経済委員会チリ国内委員会は、南三陸町に新たなモアイ像を贈ろうとイースター島の長老会に協力を求め、彫刻家マヌエル・トゥキ氏が皆に呼びかけました。イースター島の石を使って彫られたモアイ像は、それまで島外に出たことはありませんでしたが、かつて倒れてバラバラになっていたモアイ像の修復を、日本が支援したことから、イースター島初のプロジェクトがスタート。息子のベネディクト・トゥキ氏が石材を切り出し、親戚の彫刻家たちとともにモアイを制作したのです。南三陸町を訪れたトゥキ氏は、設置された高さ3メートル、重さ2トンの巨大なモアイ像に、白珊瑚と黒曜石で作った目を入れました。

「モアイ」とは、イースター島のラパヌイ語で「未来に生きる」という意味。南三陸町には、イースター島から世界で初めて贈呈された本物のモアイ像をはじめ、7か所にモアイスポットがあります(※2018年3月現在、盛土工事のため2か所が見られません)。復興への願いが込められた、希望のシンボルであるモアイ。南三陸町を訪れたときには、モアイスポットを制覇してみてみませんか。

南三陸さんさん商店街でぜひ食べてほしい!「山清」のタコぷりん。南三陸のタコを使用した、甘くない”キッシュ”のような新感覚ぷりんです。 写真/南三陸さんさん商店街ウェブサイトより

●南三陸さんさん商店街
住所:宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町51
TEL:0226-25-8903(インフォメーションセンター 9時~17時)
営業時間は店舗によって異なります。
URL:https://www.sansan-minamisanriku.com/

撮影/久保田彩子 取材・文/レアニッポン編集部

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