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【坂 茂】設計のホテル「スイデンテラス」と【山形庄内】の水田百景

【坂 茂】設計のホテル「スイデンテラス」と【山形庄内】の水田百景

山形県の庄内地方へ行ったのは初めてでした。庄内には新幹線の停車駅はありません。羽田空港から「おいしい庄内空港」までの空路は1日4便のみ、ということも初めて知りました。機内から見える景色は、山、水田、そして点在する家々。おいしい庄内空港からクルマで約20分の「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE / ショウナイホテル スイデンテラス」(以下、スイデンテラス)までの道から見える風景も、やはり山と庄内平野に広がる水田。そう、これが山形庄内のランドスケープなのです。

2018年9月18日(水)グランドオープンの「スイデンテラス」。その名のとおり、水田に浮かぶように建つ木造2階建ての宿泊滞在複合施設。温もりある空間の中から原風景に包まれ、自然体で過ごすことをコンセプトとしています。水田に映る明かりが幻想的な雰囲気を醸すのは夕刻から夜。この景色は、庄内地方の新たなランドマークとして存在感を放っています

人口減少が続く地方都市の1つ山形県鶴岡市において、街づくりのプロジェクトを進める「ヤマガタデザイン株式会社(代表:山中大介)」は、2014年に鶴岡北部サイエンスパークの不動産開発運営会社として設立されました。地域とサイエンスパークを繋ぎ、庄内と世界をつなぐため、米プリツカー賞を受賞した世界的建築家 坂 茂(ばんしげる)さんの設計のもと誕生したのが、スイデンテラスと11月開業予定の全天候型巨大遊戯施設「KIDS DOME SORAI / キッズドームソライ」(以下、キッズドームソライ)です。

水田の間を抜けていくアプローチ。スイデンテラスへ到着です
エントランスを入ると、木の香り漂う客船のような空間が広がります。フロントのある2階へと上がりましょう
今回の訪問では坂 茂さんによる館内案内のもと、設計やデザインについてお話いただきました

テラス、窓、いたるところから水田を眺めることができます
シンプルな機能美を追求した、木造ならではの温もりある客室。庄内平野の原風景や中庭など、趣ある景色が広がります

フランクロイドライト「タリアセン」シリーズへのオマージュ。坂さんの新作照明が客室を彩ります

世界のどこにもない建築が生まれたのは、世界のどこにもない山形庄内の自然があるからこそ。田植えの春、緑眩しい夏、豊穣の秋、そして雪深くなる冬。四季折々の自然との出会い、そして水田という”美しき水鏡”と一体化するようなレアな宿泊体験ができるホテルの誕生です。

■山形庄内の交流拠点でもある館内施設

海・山・川・平野、自然の恵みに満たされた食の都である山形庄内。 レストラン「FARMER’S DINING IRODORI」では、 地産地消と素材のよさにこだわった料理がいただけます。朝食からランチ、カフェ、山形の地酒を揃えたダイニングバーでの夜のひととき……さまざまなシーンで利用することができます
日ごろの疲れを癒し、リフレッシュするための温泉/フィットネスも完備。温泉は地下1200mから汲み上げた源泉掛け流し天然温泉(泉質:ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉)
「オトナもコドモ  コドモもオトナ」をテーマにした、1000冊規模のミニライブラリ。施設内であれば、どの場所でも自由に閲覧することができます
「山形と庄内のオトナのお土産」ショップ。米どころ山形から厳選した地酒とおつまみグルメ、地元のクラフト作家が丹精込めた雑貨/アクセサリーなど、オトナだからこそ楽しめる逸品が
全天候型巨大遊戯施設「キッズドームソライ」(11月開業予定)は、アソブとツクルのゾーンに分かれた子どもたちのワンダーランド

■ヤマガタデザイン代表 山中大介さん

”庄内を世界で一番幸せな場所”にするべく、分野横断的な街づくりのプロジェクトを推進するレア ニッポン リーダー。自らを、自らの会社を”レア”と称する山中さん。「彼をレアなリーダーへと変えたのは、山形庄内の魅力あふれるヒトや自然ではないでしょうか」とは、坂 茂さんの弁

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
URL:https://suiden-terrasse.yamagata-design.com

撮影・取材・文/レアニッポン編集部

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