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【福岡・北九州編】釣りアンバサダーおすすめ「釣った魚を○○と換えてくれる店」

【福岡・北九州編】釣りアンバサダーおすすめ「釣った魚を○○と換えてくれる店」

「釣った魚」を地域の媒介に! 釣りアンバサダー中川めぐみさんオススメ
「釣った魚を○○と換えてくれる店」~福岡・北九州 編~

釣りは「釣る」ことはもちろん、「釣った魚を食べる」ことこそが醍醐味! 日本全国の港を飛び回り、“初心者さん向けの釣り船”や“釣った魚を料理してくれる店”を発見・発信している私。

釣りたての、しかも自分で釣った魚は本当においしくて、何度食べても感動します。しかし、時に自分で食べられる量より魚が釣れすぎて、余った分をどうしよう……と悩むことも。私は友人にお裾分けしたり、知人の飲食店に使ってもらったりしていますが、「捨てる」という残念な選択肢をとる人もいるようです。大切な生命である魚、釣ったからには感謝の気持ちを込めて、最後までおいしくいただきたいですよね。

そんな課題をおもしろいアイデアで解消し、むしろ“新たなコミュニケーションの媒介”として活かしているお店を全国各地で見つけたので、今回はそちらを3日連続でご紹介。最終回は、福岡県北九州市です。

■福岡県 北九州市「釣った魚を【お金とドヤ】に換えてくれる店」

潮の流れが速く豊富な魚にめぐまれた関門海峡一帯は、北九州の港からすぐの場所でも大物が釣れると人気です。そんな北九州を中心に4店舗をかまえるのが「廻転寿司平四郎(カイテンズシヘイシロウ)」さん。

お店の入り口に大きく「釣りたて魚買い取ります」のポスターを掲げています。買い取った魚は基本その日のうちに使い切るそう。一般のお客さんは、まさに地元でとれた釣りたての魚を味わうことができます。

魚種毎に買い取り価格の目安がある
この日は約3000円になりました

釣り人が魚を持ち込むと魚種毎に計量され、金額に納得したら現金と交換してもらえます。そこまで高値ではありませんが、その日の食事や、次の釣り代の足しにはできそう。

しかしおもしろいのは現金がもらえることより、その先の体験。引き取られた魚はその日のうちに使われるので、お店が混み合っていなければすぐに調理されます。そしてお寿司になってレーンの上を回るのですが、おもしろいのはここ。

「関門でなかがわさんが釣ったアコウ」の表記に感動

なんと“自分の名前付きの札”とともに、自分の釣った魚のお寿司が回るのです。こんな体験は、漁師さんでもそうそうありません。誰かがお寿司をとる度に、「それ、私が釣ったんです!」とドヤりに行きたくなるワクワクと優越感を楽しめます♪

思わず自分もとって食べる

お客さん側も一本釣りならではの珍しい魚に出合える可能性があり、それが人気の一つにもなっているそう。

●廻転寿司平四郎
URL:http://heishirou.com/


■魚が「媒介」になる魅力

3日連続企画でお届けしてきた「釣った魚を○○と換えてくれる店」。3つのお店に共通するのは、いずれも単純に釣り人が得をして終わり……ではないことです。釣り人が釣る魚は、“地域の旬”をそのまま反映していて、お店を通して一般のお客さんに魚を提供することで“地域の旬”を伝えることができる。つまり「海と地域の人の媒介」として、釣り魚はもってこいなのです。

>>お酒と換えてくれる店 ~神奈川・金沢八景 編~
>>料理と換えてくれる店 ~香川県高松市 編~

さらに魚を持ってくることで、釣り人と地域の人がコミュニケーションをとるキッカケも生まれ、新たな関係が広がります。魚がもし釣れすぎることがあったら、決して捨てたりせず、魚が生み出す新たな出会いやコミュニケーションを楽しんでみてください。

そして釣りをしない方も、釣り人がとった魚を出す店があったらぜひ食べてみてください。その地域の旬や、もしかすると釣り人との出会いまで味わえるかもしれません。

撮影・取材・文/中川めぐみ
釣りアンバサダー 兼 ツッテ編集長。釣りを通して感じられる日本全国の地域の魅力(食、景観、人、文化など)を発見・発信するため、メディア「ツッテ」の運営や、初心者向けの釣りイベントを実施。自ら全国の港を飛び回っており、2018年は100地域での釣り旅を計画。レアニッポンでは全国の港町で見つけた地域や海にまつわるおもしろいものをお伝えしていきます。https://tsutte.jp

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