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【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.1 市松柄編

【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.1 市松柄編

北は北海道、南は沖縄まで、日本全国には古くからさまざまな柄があり、そのいずれにも地元の人たちの生活や文化と深い繋がりがあります。そして現代になっても、和柄はファッションやトレンドに反映されています。そんな“ニッポンの和柄”を紹介していきます!

この記事は特集・連載「ニッポンの柄ガラぽんっ!」Vol.1です。

市松柄

 

市松ってどんな柄?

某ラグジュアリーブランドにも多大な影響を与えたシンプル和柄
格子模様の一種で、二色の正方形を交互に配した模様のこと。古くは古墳時代の埴輪の服や法隆寺や正倉院の染織品にも見ることができ、公家の有職故実では「石畳」「霰(あられ)」などと称されていたため、江戸時代以前から家紋などとして存在するものは「石畳文様」と呼ばれています。

 

市松のアレコレ

江戸時代に流行した和柄の定番は近代デザインにも数多く採用
江戸時代の歌舞伎役者、初代・佐野川市松が「心中万年草(高野心中)」で白と紺の正方形を交互に配した袴を穿いたことから、市松が大人気になりました。フランスの某ラグジュアリーブランドが、日本の市松柄から影響を受けて、自社製品に採用(!?)という噂も。また英語ではチェッカー盤柄を意味し、モータースポーツのチェッカーフラッグも市松の一種とされています。そのチェッカーフラッグ(市松柄)をピンク色にしてシンボルに採用しているのが、首都高速道路と民放ラジオ5社が共同で展開しているプロジェクト「JAPAN SMART DRIVER」。コミュニケーションの力で事故を減らす社会運動です。最近では2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに、市松柄をモチーフにしたデザインが取り入れられたことも知られています。

 

市松を取り入れているのが、「VANS(ヴァンズ)」!
VANS ERA 6,500円(VANS JAPAN)

ブランドのクラシックライン代表作は、アッパーサイドに黒×白のチェッカーボードを配した個性的なデザイン。踵にクッション材を採用することで、履き心地を向上させています。ベーシックなスタイルのハズし要素として、十分貢献してくれます。

取材・文/宮嶋将良(POW-DER)

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