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【静岡】軍需が培った名品。サイトーウッドのペーパーバスケット

【静岡】軍需が培った名品。サイトーウッドのペーパーバスケット

第2次世界大戦の最中、深刻な鉄不足に陥っていた日本軍では、さまざまな物資をその代用品とするための試行錯誤が行われていました。
そんななか、薄くスライスした木を重ねて圧着する「成形合板」によって、飛行機の燃料タンクを作る研究に従事していたのが、静岡・サイトーウッドの創始者である齊藤 勇氏です。研究は実現することなく終わりを迎えましたが、その高い技術を用いて生み出されたのがペーパーバスケット。

直系25.5(18)×高さ30cm。903を含め計3サイズを展開。カラーは写真のチーク・グレイン他2色(サイトーウッド)
サイトーウッドは1950年創業。所在地は静岡市。この「ペーパーバスケット903」は注視しなければわからない木の繋ぎ目が高度な技術をうかがわせる。薄く軽いが強度は高く、汚れにも強い。

歪みひとつない美しいカーブは和洋どんな空間にも馴染み、日本より先にアメリカやヨーロッパで認められたほどなんです。
かつて軍需目的で描かれた曲線が、角を立てずに日々の平和な暮らしに溶け込むなんて素敵……ですよね。

※ビギン2019年7月号の記事を再構成しています。スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
※商品価格は原則として本体価格であり、2019年4月28日現在のものです。

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