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【レアなキャンプ場特集 Vol.5】秘湯中の秘湯に入れるキャンプ場3選

【レアなキャンプ場特集 Vol.5】秘湯中の秘湯に入れるキャンプ場3選

「やっぱり夏はキャンプに行きたい!」と思うのは自然な流れ。でもBBQをメインとした普通のキャンプでは物足りない…。そんな人のために、日本各地の激レア体験ができるキャンプ場をご紹介。第5回は、秘湯中の秘湯に入れる超絶レアなキャンプ場を3か所ピックアップしました。いわゆる温泉施設とは一線を画す、大自然むきだしの秘湯たち。苦労して辿り着いた先に極楽がありました!

この記事は特集・連載「レアなキャンプ場特集」Vol.5です。

自分で温泉を掘る!? のよさの里オートキャンプ場(長野県)

豊かな自然と日本の伝統を色濃く残す、長野県信越地方。信越9市町村からなる信越自然郷には、四季折々の美しい自然、雄大な山川、そして温かいおもてなしがあります。その一つ、栄村の秋山郷にある「のよさの里オートキャンプ場」は、日本有数の河原温泉「切明温泉」にほど近いキャンプ場です。

キャンプ場はそれほど規模は大きくないので、夜でも迷うことなく、家族キャンプなども安心して楽しめます。大自然の中ではありますが、炊事棟を囲むようにサイトが区画されているので何かと便利。

そしてお目当ての秘湯「切明温泉」は、キャンプ場から3.5kmほど離れた中津川の河原にあります。近くまでは車で行けますが、その後は徒歩で河原へと続く山道を歩いて行きます。途中に吊り橋があったりと、道中もワクワク感が満載。秘湯に向かっているぞ!という高揚感があります。

河原温泉というからにはもちろん川べりにあるのですが、「切明温泉」は自分たちで掘って湯船を作るというレアな体験まで楽しめます。川底から温泉が湧いているので、石を積んで湯船を作り、川の水を引き入れて湯加減を調節。この光景、テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか。そう、まさに野湯です。

ちなみに、実はキャンプ場の敷地内にも露天風呂があります。テントサイトから徒歩5分くらいの場所にあり、日本二百名山の雄大な鳥甲山を眺めながら、石造りの野趣溢れる温泉を堪能できるんです。ゆっくり浸かるなら、正直こちらのほうがおすすめです(笑)。
※本年度の営業は10月まで

のよさの里オートキャンプ場
住所:長野県下水内郡栄村秋山郷上野原
TEL:025-767-2345
宿泊料金:テントサイト1泊大人2,000円、小人1,000円
URL:http://sakae-akiyamago.com/play/368/

標高1303m! 法華院温泉キャンプ場(大分県)

大分県から阿蘇へと通じる「やまなみハイウェイ」。その左手にはくじゅう連山、そして有名な坊ガツル湿原が広がっています。この湿原を見下ろす標高1303mの高台にあるのが「法華院温泉」。約2時間の登山ルートを歩かなければ辿り着かない秘湯で、九州で一番高い所にある天然温泉です。

この温泉は、法華院温泉山荘の施設の一つ。山荘はもともと、鎌倉時代を開基とする九重山法華院白水寺として栄え、天台宗の一大霊場でした。明治になって信仰の山から登山の山へと変化する中、1882年に山宿を始めたそうです。いわゆる山小屋なので部屋にテレビなどはありませんが、120人収容の大部屋、20室の個室、4室の特別室、一度に100人ほど食事ができる食堂、そして大浴場「法華院温泉」を有する大規模な山荘です。

法華院温泉の泉質は単純温泉。神経痛や疲労回復に効果があり、登山の疲れを癒して明日への英気を養う温泉です。露天風呂ではありませんが窓が大きく、湯船に浸かると正面に大船・平治・立中の三山が目に飛び込んできます。浴場にはデッキがあるので、外に出れば自然の息吹を感じることもできますよ。

そんな法華院温泉山荘の脇に、テントを張れるスペースがあり、ここがお目当ての「法華院温泉キャンプ場」です。テント持参者のみが利用でき、登山〜温泉〜テント泊というアウトドアを満喫できるというわけです。キャンプ場のそばにはバンガローやログハウスもあるので、自分たちに合った温泉キャンプが楽しめますね。

法華院温泉キャンプ場
住所:大分県竹田市久住町有氏1783
宿泊料金:テントサイト300円、山荘6,000円〜、バンガロー10,000円〜、ログハウス20,000円
URL:http://hokkein.co.jp/

渓流沿いの天然温泉 然別峡野営場(北海道)

北海道のド真ん中、大雪山系の南東にある然別湖から、山を一つ挟んだ場所に位置する「然別峡野営場」。野営場という名のとおり深い森に囲まれたワイルドなキャンプ場です。予約は不要で、利用する際は管理棟で簡単な手続きを行います。

そしてキャンプ場のすぐ横を流れる渓流沿いには、開放的な天然の露天風呂「鹿の湯」があります。入浴は無料で、この温泉を求めて当地に訪れるキャンパーも多いとか。岩の間からお湯が湧き出ていて、常に一定の温度を保っています。大自然の中、鳥の鳴き声、渓流の水音をBGMに露天風呂を満喫できます。

また、キャンプ場から700mほど離れたところに、「然別峡かんの温泉」もあります。こちらは自噴源泉100%かけ流しの浴場を備えた一軒宿で、日帰り入浴も可能です。その昔、多くの湯治客から「治らぬ病なし」といわれた百余年の歴史を誇る名湯で、13の源泉を利用した11の湯船を存分に堪能できます。

然別湖のほうにも「国設然別湖北岸野営場」というキャンプ場があり、湖畔に日帰り入浴可能な温泉施設もあります。しかし、レアなキャンプ体験を味わうなら、ワイルドすぎる然別峡が断然おすすめです!

然別峡野営場
住所:北海道河東郡鹿追町然別峡
宿泊料金:大人250円、小人150円
URL:https://www.shikaoi.net/detail/42


構成・文/津田昌宏

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