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【チャタンハーバーブルワリー&レストラン】南国のサンセットを眺めながら、極上のクラフトビールを【沖縄】

【チャタンハーバーブルワリー&レストラン】南国のサンセットを眺めながら、極上のクラフトビールを【沖縄】

この記事は、特集・連載「夏のクラフトビール特集」沖縄編です。

夏といえば、やっぱりビール!ですよね? 亜熱帯気候の沖縄は、年間平均気温が20度を超すため、一年中ビールが美味しく感じられる場所でもあります。そんな沖縄ではビール愛好者が多く、最近ではクラフトビールが飲める飲食店も増えています。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン
沖縄が感じられるクラフトビールを堪能するなら北谷へ!

那覇から車で30分ほどの北谷町(ちゃたんちょう)にある「チャタンハーバーブルワリー&レストラン」は、県内のクラフトビール好きや旅行者から熱い支持を集めている一軒。沖縄県の高級リゾートホテルを展開する「ザ・テラスホテルズ」が運営しており、広い店内には醸造所(ブルワリー)も併設され、ガラス越しに迫力のある醸造タンクが見られます。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン

ここで醸造されたチャタンビールのコンセプトは“沖縄の自然”。ここでしか味わえない個性的で美味しいクラフトビールを造るため、原料(麦芽・ホップ・酵母)を厳選し、徹底的な衛生管理のもと、ブルワー(ビール職人)が丁寧に仕込んでいます。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン

レストランでは、すっきりとした中にトロピカル感を表現した「ラガー」をはじめ、読谷村(よみたんそん)にある自家農園「OUR FARM」で収穫した小麦を使用した、島バナナのようなフルーティーな香りのする「ヴァイツェン」、ホップの風味とガツンとした苦味がクセになる「IPA(インディアペールエール)」、カラメルのような味わいとホップの華やかな香りが楽しめる「ペールエール」、ロースト由来の苦味を感じながらもまろやかなコクが広がる「スタウト」の定番5種に加え、期間限定のシーズナブルビールが楽しめます。

例えば、沖縄を代表するハーブのひとつ・月桃の葉の甘い香りがする「月桃ペールエール」や、南国感あふれる「パッションフルーツエール」、その他にはウコンやハイビスカス、シークヮーサーなど沖縄素材を取り入れたシーズナブルビールも昨年は好評だったそうです。

ヘッドブルワー(醸造責任者)は、日本国内外で毎年行われているビールコンペティションで数々の賞を受賞してきた眞境名(まきじな)しのぶさんです。

ビールを造ろうと思ったのは「ビールが好きだったから」と話してくださった眞境名さん。大学では食品科学を専攻し食品加工の基礎を学んだそうで、当時沖縄独自の歴史と自然の恵みを活かした酒造メーカーのビールの美味しさに感動し、ビール造りに携わるようになったそうです。

そして縁あってチャタンハーバーブルワリーの立ち上げで声がかかり「人に感動してもらえるようなビールを造りたい!」と思っていた眞境名さんは、ここでブルワーとして再スタートすることを決めたと言います。


そんな眞境名さんが仕込んだビールは、数々の鑑評会で入賞を果たします。2016年にアジア・ビアカップで「スタウト」が銀賞を、翌年にはインターナショナル・ビアカップで「ペールエール」が銀賞、「ラガー」が銅賞を受賞。そして2019年にはジャパン・グレートビア・アワーズのボトル・缶部門で「IPA」が金賞を、「ゴールデンウィート」と「ブセナゴールド」が銅賞を受賞しました。

筆者が選ぶ、おすすめのクラフトビール3種

国内外で高く評価されているチャタンビール。全種類を味わうことができればいいのですが、一度に全制覇するのはなかなか厳しいもの…。そこで、筆者の独断と偏見で選んだお気に入りを3種類紹介させていただきたいと思います。

S702円/M972円/XL1,728円(すべて税込)

まずは、すっきりとした味わいの「ラガー」。トロピカルフルーツを思わせるような爽やかな香りが楽しめ、丸みのあるやわらかな苦味と、キレのバランスが絶妙です。

「ラガー」に合うメニューをシェフに選んでいただきました。こちらは「フレッシュムール貝のラガー蒸し」。鮮度抜群のムール貝をバターとオリーブオイル、ラガーで蒸した一品です。大粒で身が詰まったプリプリのムール貝。口に含むと、濃厚な旨味が広がります。旨味エキスが溶け出したスープには、カリカリにグリルしたバゲットをつけていただくのですが、これが最高に美味しくて「永遠に食べ続けたい」と思ってしまったほど。

「フレッシュムール貝のラガー蒸し」1,728円(税込)

それ以外にも「ビアバターフィッシュ&チップス タルタルソース添え」や「エールマリネの沖縄豚ポークチョップ マッシュポテトと季節の野菜添え」など、クラフトビールを使ったメニューがあるので、ビールとのペアリングを楽しんでみてください。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン

2番目のお気に入りは、もともとはシーズナブルビールとして季節限定で提供されていた「ゴールデンウィート」。自家農園で収穫した小麦と沖縄県産のシークヮーサーやタンカンなどの柑橘果汁を使ったゴールデンウィートは、苦味が抑えられていて飲みやすいです。イメージとしてはスパークリングワイン。華やかな香りとふくよかな果実味が魅力の一杯です。

もともとは、ホテルのカフェ・レストランで提供するスムージーやサラダなどの食材をホテル内にある農園で栽培していましたが、その後、ビールに使用する小麦も作り始めるようになったのだそうです。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン

そして、最後におすすめしたいのが、昔は苦手だったはずなのに、いつの間にか美味しいと感じるようになっていた「IPA」。クラフトビールファンの間でも人気のあるビールで、苦味を表すIBU指数が60と、チャタンハーバーブルワリーのクラフトビールの中では最も高い一杯です。ゴーヤーなど、苦味を楽しむ料理と合わせてみてもいいかもしれません。

画像提供:チャタンハーバーブルワリー&レストラン

店内やテラス席からはオーシャンビューが楽しめるロケーション。茜色に染まる空と海、だんだんと沈んでいく夕日を眺めながら味わうビールは格別です。ただ「飲む」のではなく、ゆっくり時間をかけて味わいたいクラフトビール。香り高く個性豊かなクラフトビールを、ぜひ沖縄滞在中に味わってみてください。

なお、店内では瓶ビールの販売も。実際に飲んでみて気に入ったビールや、気になるものがあれば購入してみては? オンラインショップでも購入できるので、気軽にリピートできるのが嬉しいですね。ビール通のお友達への“沖縄土産”にもぴったりです。

瓶ビール(330ml)/540円(税込)

チャタンハーバーブルワリー&レストラン
住所:沖縄県中頭郡北谷町字美浜53-1
TEL:098-926-1118
営業時間:レストラン17時〜23時(L.O.22時)、バー 17時〜24時(L.O.23時30分)
URL:https://www.chatanharbor.jp/

撮影・文/舘幸子(たちさちこ)
https://www.oishiiokinawa21.com/
2015年にフォトライターとして活動をスタートし、沖縄の観光情報Webサイトや雑誌などで活動中。それ以前は、フードコーディネーターとしてメニュー開発に携わる。夢は、国内外を旅しながら仕事をすること。

編集/くらしさ

 

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