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炭鉱時代の味を今に伝える「ビストロ緑」【福島・いわき】

炭鉱時代の味を今に伝える「ビストロ緑」【福島・いわき】

かつて炭鉱の町として栄えた福島県いわき市に、炭鉱時代の味を今に伝えるフレンチレストランがあります。「ビストロ緑」は、沼ノ内海岸近くの住宅街にある一軒家レストランです。

沼ノ内海岸に近い「ビストロ緑」
古き良き趣を残す、レストランの店内
10名でも利用できる個室
「ビストロ緑」オーナーシェフの木田強一さん

お話を伺ったのは「ビストロ緑」のオーナーシェフ、木田強一さん。福島県浪江町出身の木田さんは高校卒業後19歳の時に料理人を志したそうです。

当初、和食の料理人を目指していましたが、お店を紹介してくれた方に「これからは洋食もいいよ」と言われ、当時、炭鉱会社が運営していたゲストハウスレストラン「サロン」で修業。その後、いわき市内で店を開いた後、1991年(平成3年)にこの地に移転してきました。地元では誰もが知るフレンチレストランでリピーターも多いです。

「ビストロ緑」のメニュー

ディナーでは海の幸のコースメニューが人気の「ビストロ緑」。この日は、ランチメニューをいくつかいただきました。

「ビストロ緑」のランチメニュー
グラタンランチ

まずは「グラタンランチ」1,500円(税別)。器の外までこぼれ落ちそうな豪快なグラタンは、ホタテの味わいが印象的なシーフードグラタン。

昔懐かしいハンバーグ

「肉のランチ」1,500円(税別)は、合挽き肉と玉ねぎの昔ながらのレシピで作られた「ハンバーグ」。懐かしさを感じる方も多いでしょう。

色鮮やかな魚介のカレー

炭鉱時代のレストランから引き継がれる「カレーのランチ(魚介)」1,700円(税別)は、貝のスープが決め手のシーフードカレー。

一風変わった「メンチカレー」は炭鉱時代の味

こちらも炭鉱時代からからずっと続いているメニュー、「カレーのランチ(メンチ)」1,500円(税別)。キャベツの千切りの上にのった3つのメンチカツにカレーのルーがかけられています。

2日間煮込んだ「ビーフシチューのランチ」
人気の「ビーフシチューのランチ」

2日間煮込んで作る「ビーフシチューのランチ」2,500円(税別)は、ランチメニューの中でも人気の一品です。

2日間煮込んだ肉はむちゃくちゃ柔らかい!

肉はバラの隣にあるブリスケ(肩バラ)を120g使用。
切り分けたブリスケを一度縛って固まりにして2日間煮込んで作る肉はフォークだけで簡単に崩せるほどの柔らかさ。味わい深いコクがたまりませんっ! 赤身と脂身をバランスよく楽しめるボリューム満点の一品です。

すべてのランチメニューにライス(またはパン)とコーヒー(または紅茶)がセットでついてこの価格は、お得感が大きいなあ。

この日のデザートはカラフルな「ババロア」

食後はプラムやブルーベリー、イチゴなどカラフルなフルーツで彩った「ババロア」600円(税別)も上品な味わい。

木田さんと奥さま

東日本大震災当時は、津波で庭先まで浸水。水道が止まって、一時は閉店しようか悩んだこともあったそうです。
「ボランティアで炊き出しをした時にお客さんからの要望も多くて、もう一度やろうかなと…」と木田さん。およそ1か月後に再開した時には、県内外から多くのお客さんが訪れたそうです。

お店は奥さまと共に、スタッフ数名で運営してきましたが、今年の秋には山梨のレストランで修業中の息子さんが帰ってくるそう。炭鉱時代の味わいは、まだまだこれからも受け継がれていきそうですね! 木田さん、ちょっと嬉しそうに話してくださいました。

「道の駅 よつくら港」でも「ビストロ緑」の味が楽しめる
道の駅 よつくら港
「ビストロ緑」のお弁当を販売中!

お店から車で15分ほどの海沿いにある「道の駅 よつくら港」では、「ビストロ緑」お手製のオムライスやナポリタン、ハヤシライス、ピラフなどのお弁当を販売しています。毎朝70食を、ご主人自ら作っているそうですよ!


ビストロ緑
所在地:福島県いわき市平沼ノ内諏訪原2-12-7
TEL:0246-39-3331
営業時間:11時30分~15時00分(ランチ)、17時30分~21時30分(ディナー)
定休日:火曜日

取材協力:いわき商工会議所

撮影・取材・文/中川マナブ
さんぽブロガー、旅ライター、Webプロデューサー。
夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。
「地域ブロガーの会」を主宰するなど、地域ブロガーネットワークに精通。 https://tokyosanpopo.com/

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