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残照に追い立てられながら日本画の歴史を観る「円山応挙から近代京都画壇へ」

残照に追い立てられながら日本画の歴史を観る「円山応挙から近代京都画壇へ」

お盆も過ぎると盛夏から残暑と言い変えていたのも今は昔…。ずっとピークが続いて、とにかく、暑さにうだるよう。

さて、展覧会の聖地上野公園にある東京藝術大学大学美術館では、「円山応挙から近代京都画壇へ」を開催中です。江戸中期に円山応挙と弟子の呉春が興した円山・四条派は近代の京都画壇へと続く日本画の代表的な流派の一つで、今回は展示がありませんが、あの若冲もこの系譜に連なります。今回は、流派28人の名人や異才が一堂に会した、これまでに無い規模の展覧会です。

暑い京都盆地で絵筆をとり、作品に昇華してきた28人の名匠たち。色彩感覚をたぎらせ、研ぎ澄ませるシーンは梶井基次郎の『檸檬』に近いのかも。
個人的には、日本画は飾り立てるものではなく、自然光の薄明かりの中で“そこに在る”ものだと思っていましたが、当展覧会のライティングはまさにそれ。ディティールに徹底的にこだわったレイアウトとライティングで、知識や先入観抜きに円山応挙から昭和初期までの日本画の歴史を“観る”ことができます。ぜひ、上野へ。


円山応挙から近代京都画壇へ
会場:東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)
会期:開催中~2019年9月29日(日)まで
※9月3日から後期展示、大幅な展示替えあり
休館日:月曜日(祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館)
開館時間:午前10時から午後5時まで
観覧料:一般1500円、学生(高・大)1,000円、中学生以下無料
お問い合わせ:03-5777-8600
公式サイト:https://okyokindai2019.exhibit.jp/

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