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【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.3 矢絣柄編

【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.3 矢絣柄編

北は北海道、南は沖縄まで、日本全国には古くからさまざまな柄があり、そのいずれにも地元の人たちの生活や文化と深い繋がりがあります。そして現代になっても、和柄はファッションやトレンドに反映されています。そんな“ニッポンの和柄”を紹介していきます!

この記事は特集・連載「ニッポンの柄ガラぽんっ!」Vol.3です。

矢絣柄
矢絣(やがすり)ってどんな柄?

縁起物として女性の着物に大人気の幾何学パターン
矢羽根を絣織で図案化した文様のことで、「矢羽根絣(やばねがすり)」、「矢筈絣(やはずがすり)」ともいいます。和服や千代紙の柄として、昔から庶民の間で親しまれてきました。着物の柄として使われるときは矢羽根を幾何学模様としてあしらい、縦方向に並べるパターンが一般的です。

 

矢絣のアレコレ

江戸時代=結婚、明治時代=制服、現代=卒業式と、女性に必須のキーワードと絡む人気柄
江戸時代、結婚の際に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない(射た矢は戻ってこない)といわれ、縁起物として流行しました。さらに明治・大正時代になると、矢絣の「お召」と海老茶色の袴を組み合わせ、それにブーツを合わせるといったコーディネートが女学生の間で大ブレイク。当時そうした格好をした女性たちは、「海老茶式部」と呼ばれていました。そんなブームが現代にまで引き継がれ、劇場版アニメ『はいからさんが通る』で主人公の花村紅緒が矢絣柄の着物を身に着けていたことから、女子学生の間で再燃。古典的な矢絣をレトロモダン風にアレンジした着物×袴が、大学生の卒業式の人気スタイルとして定着しました。

 

矢絣柄を取り入れているのが、「TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)」
矢絣ストライプタイ、ソリッドタイ 各1万2000円 ※8月中旬頃発売予定 問い合わせ:TAKEO KIKUCHI www.takeokikuchi.com

日本の伝統や美意識に着目した「Product Notes Japan(プロダクトノーツジャパン)」シリーズ。晴れ着としての定番柄はシンプルながらも適度に主張してくれ、Vゾーンを彩るツールとして大活躍してくれます。

取材・文/宮嶋将良(POW-DER)

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