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久留米絣を身近に感じられる、着心地最高の万能パンツ「もんぱん」

久留米絣を身近に感じられる、着心地最高の万能パンツ「もんぱん」

福岡県筑後地方の伝統工芸「久留米絣」。その生地によって、情緒豊かな着物はもちろん、現代のファッションに融合させた多彩な製品が生み出されています。中でも、「もんぺ」がモチーフとなって生まれたカジュアルウェア「もんぱん」は、幅広い世代の男女から支持を集めています。

1799(寛政11)年ごろの始まりといわれる伝統工芸・久留米絣。「もんぱん」は、筑後地方に広く普及していた久留米絣の生地を使ったもんぺと、ショートパンツが組み合わされて誕生しました。

「もんぺ」+「ショートパンツ」で「もんぱん」。魚の柄(左)のような新たな柄も次々に登場している

久留米絣においては、織りに用いる糸を部分的に染めるための「括り(くくり)」といわれる作業が特徴の一つ。染色部分と非染色部分のある、経(たて)糸と緯(よこ)糸の織り込みで柄を表現します。

「もんぱん」では、久留米絣特有の柄に加えて、現代ではより複雑な「括り」が可能となったことで、オシャレな柄が次々に登場。色も昔ながらの藍に限らず、化学染料によって多彩な色での染色が実現され、生地のバリエーションも豊富です。

10色の糸を使った人気のデザイン(9,720円税込) 写真提供:オカモト商店

デザインのアクセントにもなっているウエスト部分は、ゴムと紐を併用し、シーンによって自在に調整が可能。軽く柔らかな、久留米絣ならではの穿き心地がたまりません!

もんぱん全体の生地とは異なる色が使われているウエスト部分。ゆったりしたいときはゴムのみで、また、アクティブなシーンでは紐でしっかりなどと使い分けが可能

また、その丈夫さも人気の理由の一つです。内股など生地への負荷が強い部分は、かなりしっかりとした縫合が施されており、それを請け負っているのは…なんとデニム工場! 太い糸の使用や縫い方など、デニムの製造ノウハウが応用されているんです。丈夫さへのこだわりは「長く穿いてもらいたい」という思いからであり、使えば使うほど風合いが増すというのも、デニムと共通するものがあるといえます。

普段着としてはもちろん、登山やトレッキング、キャンプ、釣りなど、アウトドアシーンにおいても、快適さは抜群。寒冷期の防寒、夏場の発汗・吸収などを意図して、裏地にガーゼ生地を当てた製品もラインナップされています。

「和」のテイストという点で、海外からの注文も増えている「もんぱん」。万能カジュアルとして、国内外に愛用者は増え続けています。


オカモト商店
URL:http://okamotoshoten.co.jp/

撮影・取材・文/兼行太一朗
地元・山口のフリーペーパー発行元に14年間勤務した後、フリーライター&カメラマンとして独立。主に旅行、グルメ、歴史、地方創生などについての書籍やウェブサイトを中心に取材・執筆を行っている。拠点とする山口市では、歴史資源を生かした地域活性化に取り組むNPO法人「大路小路まち・ひとづくりネットワーク」にも所属し、守護大名・大内氏や幕末に関する史跡、ゆかりの場所や人物についての取材を担う。

編集/くらしさ

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