Close
【銭湯女子がゆく!】檜風呂と大学芋でノスタルジー銭湯ツアー【奥野靖子】

【銭湯女子がゆく!】檜風呂と大学芋でノスタルジー銭湯ツアー【奥野靖子】

今も昔も、ニッポンで暮らす人たちを魅了し続ける鉄板コンボ「湯+美味」。ゆ~っくりと湯船につかってくつろいだあとに、美味しいゴハンやおやつを食べる極楽気分は、単なる「癒やし」とはちょっと違う! おひとり様でもカップルでも気軽に行くことができて、湯あがりの気分を高めてくれる“湯あがり映え”するネタの数々。実際に会社員として働きながら、銭湯めぐりをしている銭湯OL・奥野靖子がレアニッポンだけに教える、とっておき情報をこっそりと!

この記事は、連載「銭湯女子がゆく!」の#01です。

「あ~、ニッポンに生まれてよかった!」と思う瞬間って、たくさんありますよね。私がそう思う瞬間は、やっぱりお風呂。あったかいお湯につかった瞬間、しみじみ思っちゃいます。

ひとくちにお湯と言っても、温泉やスパリゾートなどいろいろありますが、私、奥野靖子の場合は、やっぱり大好きな銭湯! ということで、銭湯女子おすすめの、ひとりでもデートでも使える銭湯と、その近くにある美味しいお店を贅沢にご紹介しちゃいます!

まず訪れたのは、東京都品川区にある富士見湯さん。湯主の渡部泰男さんにお話を伺いました。

「うちはなんといっても、浴場の中心にドーンと構える檜風呂が名物です。実はこのタイプの総檜の浴槽は都内だけで言えば2か所しかありません。お湯も肌に優しい軟水を使っているので、特に女性に喜ばれていますね」と渡部さん。檜の浴槽は木の肌触りだけでも至福を感じられます。これに軟水があいまって、つるつるスベスベ感と檜の香りを同時にたっぷり味わえるのはたまりません!

富士見湯さんのもうひとつの名物が北投石風呂。北投石というのは、秋田県の玉川温泉の温泉沈殿物が自然成長してできた、世界でも珍しいラジウム鉱石。湯あたりがよく、湯冷めしにくいのだそうです。現在、北投石には採取制限がかかっているので(富士見湯さんの石は制限前に仕入れたもの)、これまた珍しいお風呂ですね!

「富士見湯は、戦後間もない頃に開業し、品川地域の皆様に愛されてきました。平成8年に先代である父の手によってマンション型銭湯に改装されましたが、古き良き銭湯の風情を失いたくなかったので、あえてノスタルジックな意匠にしたようです」(渡部さん)

なるほど、確かにアーチ形の天井など、そこここにこだわりが見られました。こうやってお客様のことを考えているからこそ、代々千客万来なんですね、招き猫さん!

さて、お風呂あがりには皆さんは何を口にする派ですか? ビールやコーヒー牛乳などの飲み物派? それともアイスや冷たいフルーツなどデザート派?

私は、たくさんありすぎるんですけど…大学芋派です! ということで、やってきたのはサツマイモ専門店の甘藷生駒(かんしょいこま)さん。

現在3代目になる生駒友一さんのお祖父様が1953年にサツマイモ問屋を始め、石焼き芋や大学芋などの小売りもなさっていたそう。

ちなみに、創業時の写真の隣にちゃっかりかかっているのは、私が主催している日本・大学芋愛協会のキャラクターロゴ。甘藷生駒さんも会員になってくださっています。

さっそく「大学芋、ひとつください!」という私のリクエストに応えて、生駒さんができたてを出してくださいました。ああ、生駒さんの優しげな笑顔も、オリジナルの蜜の輝きもまぶしすぎて目がくらむ…!

乱切りにカットされたサツマイモにかかった蜜は、少し甘さを抑えめにしてあり、なるべく芋本来の甘さを活かしているのだとか。

あったかいお湯にホクホクの大学芋…やめられませんね!

富士見湯
所在地:東京都品川区東中延1-3-8
営業時間:15:30~23:30(最終受付23:15)
定休日:水曜
料金:大人(12歳以上)470円、中人(小学生)180円、小人(未就学児)無料
電話:03-3782-6120
URL:http://www.fujimi-yu.com/

甘藷生駒
所在地:東京都大田区北馬込2-27-11
営業時間:9:00~19:00(売切次第終了)
定休日:水曜、月1回不定火曜
メニュー:大学芋(大)700円、(中)500円、(ミニ)300円 ※100グラム180円のグラム売りもOK、薄切り300円、ふかし芋120円(100グラム)、スイートポテト120円(1個)、芋ようかん120円(1個/10月中旬~3月下旬限定)
電話:03-3774-2955
URL:https://www.facebook.com/kansyoikoma/


奥野靖子(おくの・やすこ)

平日は会社員として働きながら、銭湯に癒され、銭湯に救われて生きている銭湯女子。職場のある東京都内の銭湯巡りはもちろん、地域の銭湯に行くため旅をし、近くに有名温泉があっても銭湯に迷わず行くという徹底ぶり。公衆浴場をこよなく愛し、銭湯ガイドマイスターとして、テレビ、雑誌など各メディアで銭湯の魅力をアピールし続けている。また、大学芋にもこよなく愛情を注ぎ、自ら「大学芋愛協会」の会長を務めている。

銭湯OL日誌(ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/sentou-yasuko
銭湯ネイル(HP)
https://sentou-nail.wixsite.com/sentou-nail
大学芋愛協会公式サイト
https://nihon-daigakuimo-kyoukai.jimdo.com/

Close