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【森井良行の「怪奇! 着こなしファイル」】ワキ汗を気にしない脇が甘い男

【森井良行の「怪奇! 着こなしファイル」】ワキ汗を気にしない脇が甘い男

世の中を見渡すと、ファッションのスタンダードを取り違えてしまったばかりに「キモい」「怖い」「ウザい」と思われてしまう、ファッションの怪物が数多く存在! あなたも、もしかしたらだんだんモンスター化しているかも…。そこで「服のコンサルタント」として活躍する森井良行が、おぞましき姿に変身しかけたメンズを救済。近寄りがたい負のオーラすら発する姿に変身しきってしまう前に、森井流のファッションワクチンを投入しましょう!

この記事は、連載「怪奇! 着こなしファイル」の#02です。

じめじめした高温多湿のニッポンを見渡すと、あふれんばかりに汗対策グッズが売られています。屋外にいると、ただ立っているだけで汗が吹き出てしまいますよね。そんなニッポンの夏に出現しやすいモンスターが「ワキ汗を気にしない脇が甘い男」です。

illustration by みやもとゆうこ

おや、あちこちに、いますねいますね! さわやかな笑顔、おしゃれなシャツにスタイリッシュなパンツ、足元も涼しげなシューズにこだわり、コーディネイトは完璧…なのに、ワキから広がりゆく呪いのブラックホール…。

ジャケット姿にせよ、Tシャツ姿にせよ、ワキ汗は周囲の目をくぎ付けにしてしまうもの! 顔や首元、手足の汗もそのままにしていると不潔感が漂いますが、ワキ汗は別格。特に女性から見た不潔感ランキングでは殿堂入りを果たすほどです。

なぜならば、ワキのあたりから胸や背中に向かってどんよりと広がる汗の様子は「この人、めっちゃワキの臭いすごそう!」と、妙な視覚効果を周囲に与えてしまうからです。

「何言ってるんだ! 俺はフロはもちろん、ちゃんと毎朝シャワーで体を洗っているし、制汗スプレーだってしているし…そもそもワキ臭なんてない!」と、いくら主張しても、一度モンスター認定されてしまったあなたはニンゲンたちから疎まれ遠ざけられるという、悲しき宿命を背負うことになるでしょう。

もちろん誰だって、汗をかかないでいることはできません。大事なのは、汗をかかない努力をするのではなく、その汗を目立たなくする努力なのです。

ワキ汗を気にする人は、基本的に服の色に慎重になっています。汗が染みても色が変わらない服を選ぶのは、基本中の基本。最も避けたいのはグレーの服を着用することです。ネイビーや黒など、濡れても色が変わらないものをお勧めします。

最近はクールビズも市民権を得て、ビジネスパーソンが夏にジャケットとタイを免除する風潮も広がりましたが、ジャケット着用の必要がある場合は、ジャケットの選び方も重要です。

そのポイントはアームホール。袖と身体がぴったりとくっついてしまうような、隙間のないアームホールだと汗が染みやすくなります。少なくとも指2本分入るくらいは余裕のあるサイズを選びたいものです。

また、女性の多くが使っていますが、男性は意外と使用ケースが少ないのが汗パッド。制汗スプレーやクリームなどは肌に合わないこともありますが、汗パッドなら万人誰もが使いやすいので、ぜひこまめにつけてみるようにしましょう!


森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中!

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https://www.elegant-casual.com/services/univ/

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イラスト/みやもとゆうこ
イラスト出典『女子に痛いと言われない!30-40代男の服』
http://www.elegant-casual.com/category/failure/

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