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【大分】起源や由来など一切不明の奇祭「ケベス祭り」【10月14日開催】

【大分】起源や由来など一切不明の奇祭「ケベス祭り」【10月14日開催】

国東半島の国見町櫛来地区には、古くから伝わる「ケベス祭り」があります。起源も由来も定かではないものの、平成12年12月には国の選択無形民俗文化財に選定されています。

ケベス祭りは、国見町の櫛来(くしく)社(岩倉八幡社)で毎年10月14日の夜に行われる火祭りです。かつては旧暦の9月14日に行われていたため、地元では「九月祭」とも呼ばれていました。

祭りでは、積み上げたシダの枝葉が高さ数メートルの炎を上げる中、白装束に木彫りの面をつけた“ケベス”と火を守る“トウバ”が激しいせめぎ合いを見せます。“トウバ”が振りまく火の粉を浴びると無病息災になると言われており、日本指折りの奇祭として注目されています。

ケベス祭りは準備の時から、決まりごとを厳格に守って進められます。
“トウバ”組の住民は、櫛来社から“神導様”という道案内役の神様を地区にお迎えする宮下りの日から、例大祭が終わるまでの約1週間、自宅で調理したもの以外を口にすることはできません。普段は給食の子どもも、この期間だけは家から弁当と水筒を持参するほどです。

祭りの起源や名称の由来などを示す文献資料はまったく残っておらず、櫛来社に古来より伝わる神事として代々の氏子が受け継ぎ、守り続けてきたということしか分かっていません。

一切が謎に包まれながらも、地区の人々の心の中に深く根づいている奇祭。ちょっと変わった旅の選択肢として、足を運んでみてはいかがでしょうか。


ケベス祭り
住所:〒872-1406 大分県国東市国見町櫛来3707
お問い合わせ:0978-72-2677(国東市文化財課)
URL:http://www.dydo-matsuri.com/list/kebesu/

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