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【森井良行が指南】「ちょうどいい」がわからないダボピチ男に喝!

【森井良行が指南】「ちょうどいい」がわからないダボピチ男に喝!

世の中を見渡すと、ファッションのスタンダードを取り違えてしまったばかりに「キモい」「怖い」「ウザい」と思われてしまう、ファッションの怪物が数多く存在! あなたも、もしかしたらだんだんモンスター化しているかも…。そこで「服のコンサルタント」として活躍する森井良行が、おぞましき姿に変身しかけたメンズを救済。近寄りがたい負のオーラすら発する姿に変身しきってしまう前に、森井流のファッションワクチンを投入しましょう!

この記事は、連載「怪奇! 着こなしファイル」の#03です。

たまに見かけるのが、イタリア好きで、ファッションにおいてもイタリアをリスペクトした男性。もちろんイタリアは素敵な国ですし、イタリア人モデルや俳優がスマートにシャツを着こなす姿はセクシーで知的な印象に見えるものです。

でも、いかにイタリア人男性がかっこよく着こなしているからといって、ボディラインに沿ってぴったりと張り付くようなシャツを着るときは注意が必要です。イタリア物に限らず、仮にお腹が出て、むっちりとした肉付きのいい男性が、同じシャツを着たらどうなるか…?

illustration by みやもとゆうこ

想像通り、デブったお腹がシャツを圧迫してパツンパツンになり、ボタンもちぎれる一歩手前の状態に。ある意味、加圧トレーニング並みに締め付けられているので、動きもぎこちなくロボットダンスにすらなりかねません。

「イタリアの服を着ること=オシャレ」と思い込んで、イタリアで見つけたアイテムを身につければ自動的にオシャレになると信じたまま、思考停止しちゃってるわけですね。また、「自分のサイズより小さいものを着れば、スッキリ格好よく見えるはず」という間違った知識をもとに、ピチピチモンスターになっている男性は少なくありません。

この状態のモンスターは実に厄介で、アイテムだけ見れば、確かに見た目でオシャレな印象なんです。せっかくイタリア製の高級なアイテムを買っているのだから、周囲だって無下に否定して傷つけたくありません。残念なのはサイズの選び方だけなのです。

だからといって、体形を気にしすぎるあまり、ダボダボの服ばかりを選ぶのも考えもの。ダボパンと組み合わせたりした日には、若い頃のやんちゃ気分を忘れられないスケーターやヒップホップもどきになってしまいます。つまり、変な意味で若返ってしまうんですね。

大事なのは、ピチピチでもなくダボダボでもないジャストサイズを見極めること。でもこれ、ひとりで見極めるのは案外難しいものなんです。

例えばシャツの試着のとき、立った状態で鏡に向かって、上半身、特に腕まわりを見て「よし、大丈夫」と思っても、それだけでは不十分。椅子に座ってみて締め付けがないか、変なしわが出ていないか、後ろから見たらどうなっているかなど、さまざまな視点で「ちょうどいい」を探す必要があるんです。

できれば、客観的に見て良し悪しを判断してくれる方と一緒に店へ足を運び、チェックするといいでしょう。買う前でしたら、いろんなアドバイスも受けやすいでしょうから。


森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中!

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イラスト/みやもとゆうこ
イラスト出典『女子に痛いと言われない!30-40代男の服』
http://www.elegant-casual.com/category/failure/

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