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【森井良行が指南】著名人をパクって勘違い男にならないためのルールとは?

【森井良行が指南】著名人をパクって勘違い男にならないためのルールとは?

ドラマや映画、バラエティ番組を見ると、タレントさんや俳優さんらは、とてもおしゃれなファッションに身を包んでいるものです。その姿を見て「この服いいな」と自分も着ようとする…。気持ちはわかりますが、ちょっと待って!

この記事は、連載「怪奇! 着こなしファイル」の#04です。

タレントや俳優が着ている服を真似するときには、ルールがあります。それは「自分のキャラクターを理解したうえで選ぶこと」。

illustration by みやもとゆうこ

例えば、なぜかいつもシャツの左前の裾だけ、セーターの下から出していた男性がいました。調べてみると、サッカーの元イングランド代表・デヴィッド・ベッカムが一時期やってた着こなしだったんです。かっこいいですよね、ベッカム。さらにこのスタイルは、雑誌に取り上げられてもいたのです(ほとんど誰もやっていませんでしたが)。

雑誌などでは、有名人で、かなり個性的なキャラクターの人物がやっている着こなしワザを紹介したりもしています。でも、こういうものを真似るには、それをわかってくれる人が近くにいないと、ベッカムもどきにすらなれないのです。

しかもベッカムのようなアスリート体型で、年収やステータスを含めてキャラクターとして世の中に理解されているから、多少奇をてらった着こなしをしても「ベッカム、おしゃれだね」となる。これが周囲に理解者がいない人だと、「あの人、なんか勘違いしてない?」という冷たい視線を浴びることになるわけです。

さらに、陥りやすいのがリバーシブルの罠。ジャケットなどだと、裏返して着るとタグが見えたり、文字が反転してたりするデザインを着こなすときには要注意! リバーシブルの中には、あえてそういう攻めのデザインをしているアイテムがあるのですが、それを知らない普通の人から見たら「あの人、裏返しに着てるよね」と、まさかの失笑が…!

つらい。あまりにもつらい。正しい着方ですし、本人は悪くないんですが、ちゃんとアイテムの持つ遊び心をわかってくれる人の前で着なかったから、こんな憂き目に遭ってしまうのです…。

ちなみに、私もこの手の失敗をしてしまった経験があります。最近でこそ冬のアウターの襟の後ろを立てて着ている人は多く見かけますが、今から10年ほど前、自分で考えてお客様にも提案していたんですね。

でもあるとき、「襟が立ってますよ」とわざわざ指摘してくださる方がいました(笑)。そのときは「これは受け入れられないのかな」と思って、すぐにその着こなしをやめたのですが、その後、スタンダードになったということは、ちょっと時代を間違えてしまっていたのかもしれません。


森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中。また最新刊『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)が好評発売中!

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イラスト/みやもとゆうこ
イラスト出典『女子に痛いと言われない!30-40代男の服』
http://www.elegant-casual.com/category/failure/

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