Close
【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.5 亀甲柄編

【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.5 亀甲柄編

北は北海道、南は沖縄まで、日本全国には古くからさまざまな柄があり、そのいずれにも地元の人たちの生活や文化と深い繋がりがあります。そして現代になっても、和柄はファッションやトレンドに反映されています。そんな“ニッポンの和柄”を紹介していきます!

この記事は特集・連載「ニッポンの柄ガラぽんっ!」Vol.5です。

亀甲柄
亀甲(きっこう)ってどんな柄?

アジアから日本に伝わった長寿のシンボル
その名のとおり、六角形の亀の甲羅のカタチを繋いだ幾何学模様は、もともとは西アジアが起源の柄で、紀元前のレリーフにも見ることができます。それが中国を経て日本に伝わり、平安時代に貴族階級の人たちが身につける物の柄として定着。その後、亀の甲羅に似ていることから長寿のシンボルとして庶民の帯地帯締めなどでも使われるようになり、現在に至ります。

 

亀甲のアレコレ

有職文様からサッカーゴールまで、幅広く活用
日本では古来「鶴は千年、亀は万年」といわれているように、亀=亀甲柄は長寿、吉兆の象徴として使われてきました。平安時代には有職文様として定着しましたが、やがて能装束や小袖の小紋、陶器に至るまで幅広く使われるように。現代ではシンプルなパターンの一種としてファッション小物の柄に用いたり、お洒落な女性はネイルアートに描いたりするなど、人々の日常生活に溶け込んだ柄となっています。また、近年ではサッカーゴールのネットやカーボンナノチューブなどに、六角形=亀甲柄を見ることができます。

 

亀甲柄を取り入れているのが、「金網つじ」
豆腐すくい 角大5500円(全長22.8cm、網部分6.5×6.5cm)/問い合わせ:ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL:03-5772-5501

湯豆腐や鍋料理など、これからのシーズンに重宝すること間違いなしの豆腐すくい。亀甲状の模様は手編みからなり、ステンレス製で錆びにくく長く愛用できます。

取材・文/宮嶋将良(POW-DER)

Close