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【森井良行が指南】女子ドン引きの「足し算男」にならないためには?

【森井良行が指南】女子ドン引きの「足し算男」にならないためには?

世の中を見渡すと、ファッションのスタンダードを取り違えてしまったばかりに「キモい」「怖い」「ウザい」と思われてしまう、ファッションの怪物が数多く存在! あなたも、もしかしたらだんだんモンスター化しているかも…。そこで「服のコンサルタント」として活躍する森井良行が、おぞましき姿に変身しかけたメンズを救済。近寄りがたい負のオーラすら発する姿に変身しきってしまう前に、森井流のファッションワクチンを投入しましょう!

この記事は、連載「怪奇! 着こなしファイル」の#05です。

モンスター化する前の、ファッション好きのメンズたちは、かわいらしいものです。純粋に服が好き、靴も好き、アクセサリーも好き。ただ、好きなだけなのに、自由にコーディネートした瞬間に「マジでありえない、イタいから近寄らないで」などと女子NGを食らってしまう…!

メンズからすると「なんで?」となる永遠の謎。しかし、これにはマリアナ海溝より深いワケがあるのです。この謎、森井が解いて見せましょう! じっちゃ…エレカジの名にかけて!

まずは20代のA子さんの体験談から。A子さんの職場には、さわやかで仕事もできる憧れの先輩男性(30代前半)がいました。いつもスーツをかっこよく着こなしている姿しか見たことがなかったA子さん、ある休日に私服の先輩とバッタリ出くわしました。

illustration by みやもとゆうこ

その瞬間、A子さんは絶句。頭の上にはサングラス、首にはいつの時代のプロ野球選手かというほどぶっとい金のネックレス、手には絡まりそうなほどブレスレットをジャラ付け。さらにはピッチピチのTシャツにGジャン、ドラ〇ンボールの戦闘服のようなスキニーパンツにゴツい系のブーツ。挙句の果てに香水プンプンで、A子さんの中ではすぐに、憧れの対象から駆除すべきモンスターに変わったそうです…。

自分基準で好きなものを集めれば、オシャレになると思っている男性は案外多いものです。でも、「自分の好きな物を着ること=オシャレ」と思いこむとモンスター化の要因に。もちろん自分が好きなアイテムを着ることは大前提ではあるものの、「周囲に対して自分を演出していく」という視点が足りないのです。

どんな自分を見せたいかによって、自然にファッションに統一感も出てきますし、そろえるアイテムも変わってくるはず。服から入るというより、演出後の自分のイメージを先に固めておく必要があるんです。

このとき大事になるのがイメージのギャップです。その先輩は普段はスーツをしっかり着こなし清潔感もあり仕事上でもクールな見え方をしていました。ところが、私服になった途端に、そのイメージが消え、「こんなにチャラいの?」と思わせてしまった。

この先輩にアドバイスするならば、主役と脇役となるアイテムを決めたら、むしろ余計なものを足さない勇気を持つことです。A子さんが目撃した先輩のスタイリングには、主役になるアイテムが多すぎるのです。

日本人ならではのコーディネートとして、むしろ引き算の美学を持ってもいいでしょう。主役と脇役を目立たせるため、あえて引くべき目立たせない場所も作る。そうすると、本当に好きなアイテムを身に着けながら、好感度を上げていくことができるでしょう。


森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中。また最新刊『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)が好評発売中!

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イラスト/みやもとゆうこ
イラスト出典『女子に痛いと言われない!30-40代男の服』
http://www.elegant-casual.com/category/failure/

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