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【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.6 千鳥柄編

【ニッポンの柄ガラぽんっ!】和柄の歴史を探る Vol.6 千鳥柄編

北は北海道、南は沖縄まで、日本全国には古くからさまざまな柄があり、そのいずれにも地元の人たちの生活や文化と深い繋がりがあります。そして現代になっても、和柄はファッションやトレンドに反映されています。そんな“ニッポンの和柄”を紹介していきます!

この記事は特集・連載「ニッポンの柄ガラぽんっ!」Vol.6です。

千鳥柄
千鳥(ちどり)ってどんな柄?

おちょぼ口とぷっくりボディがとってもキュート!
「千(=1000)」の「鳥」と書いて、「たくさんの鳥」や「いろいろな鳥」という意味合いを表します。また、ほぼ世界中の水辺に棲息するチドリ科の鳥のことでもあります。羽ばたいている鳥の体と足をシンプルに具象化したマークを連ねた模様は、手ぬぐいや浴衣といった庶民的なモノに活用されています。

 

千鳥のアレコレ

人を思いやる意味や願いが込められた模様
千鳥を「千取り」と語呂合わせすることで、「目標達成」や「勝運祈願」の意匠として使われ、昔から着物や和装小物、器などの柄として親しまれてきました。また「青海波(せいがいは)」と組み合わせると「波(=困難)を避けて飛ぶ鳥」という意味合いを持つため、浴衣や、品物を包む風呂敷などの模様として使われることも。近年ではキュートな図柄ということもあって、結婚の報告や式への招待状のデザインに活用されています。

 

千鳥柄を取り入れているのが、「漆琳堂(しつりんどう)」
銀波千鳥 清流椀8000円/問い合わせ:ビームス ジャパン  TEL:03-5368-7300

1793年、福井県にて創業以来、一貫して漆器を製造販売する老舗店の汁椀。波打つ模様の中に愛らしい千鳥をデザインし、日本らしさを表現しています。また使い込むとツヤが増していき、自分色に染められる逸品です。

取材・文/宮嶋将良(POW-DER)

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