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岩手のお土産選ぶなら? 定番「南部せんべい」か、レアな無添加ジュースか

岩手のお土産選ぶなら? 定番「南部せんべい」か、レアな無添加ジュースか

雄大な自然や歴史ある街並みを堪能することができる岩手県。ひとつの県でも内陸部や沿岸部など、地域ごとにさまざまな楽しみ方を味わえるのが特徴です。また、自然豊かな土地柄から生まれる野菜や海産物、ブランド牛などの岩手グルメはその場で味わうことはもちろん、お土産としても人気です。
今回はその中から、岩手に訪れたらぜひ購入していただきたい、定番土産とライターおすすめのレア土産をご紹介します。

バラエティー豊かな「南部せんべい」

岩手の定番土産といえば、「南部せんべい」。岩手県北部と青森県南部が位置する、南部地方の郷土菓子です。ごまや落花生などシンプルな味付けのほか、イカやりんご、チョコレートなどバラエティー豊かな商品が取り揃えられています。同じ南部せんべいでも贈る相手によって味を選ぶことができ、個装されている商品もあるため、会社など大人数のお土産に適していることから、根強い人気を誇っています。

南部せんべいは軽くて保存がきくことから、1370年頃、野戦食として食べられたのが始まりと言われています。それから凶作の多い南部地方の食べ物として広がり、現在はお菓子として人気に。シンプルな味わいを活かし、時代の変化に対応しながらバラエティー豊かな商品を取り揃え、岩手土産の定番となっています。

数ある南部せんべい屋さんの中から筆者がおすすめしたいのが、巖手屋(いわてや)の商品です。巖手屋は、創業70年を数える南部せんべいの老舗。さまざまな食材を組み合わせたオリジナル商品は100種類以上にも及びます。

家庭用のお土産なら、南部せんべい伝統の味「ごま」「落花生」「醤油」を揃える「おばあちゃんの南部せんべい」シリーズはいかがでしょうか。長い歴史を感じさせる、昔ながらの巾着型をイメージしたパッケージが特徴です。

「おばあちゃんの南部せんべい ごま」 税込356円

中でも、ごまは南部せんべいの元祖。巖手屋でも開業当初から作り続けられている商品です。一枚のせんべいには1,000粒ものごまを使用。生地に砂糖を使用しておらず、少し塩気のきいたごまと小麦の素朴でどこか懐かしい味わいを楽しむことができます。

ごまと同じく落花生も南部せんべいの定番商品。こちらはごまとは異なり、砂糖が加えられているため、甘みを感じられることが特徴です。噛むたびに、豆の甘さと香ばしい風味が広がります。

そして、若者にも人気な商品が南部せんべいの中でも異色の、和風チョコクランチ「チョコ南部」。2019年で、販売開始からちょうど10周年を迎えた人気商品です。焼きたての落花生の南部せんべいを細かく砕き、ピュアチョコレートでコーティング。口どけがよく、落花生とチョコの相性も抜群! チョコでコーティングされていても、南部せんべいの味わいをしっかり感じることができます。

2個入りや10個入り、20個入りなどサイズ展開も豊富。箱の中身は、一個ずつ包装されているため、大人数に向けたお土産にも適しています。

「チョコ南部 10個入り」 税込594円

巖手屋の南部せんべいは岩手県内にある巖手屋直営店のほか、岩手県内のJR駅構内や道の駅、産直などで販売されています。また、スーパーやコンビニエンスストアでも取り扱われているため、目にする機会も多いはず。お土産屋さんに立ち寄る時間がなくても、気軽に購入することができますよ。

素材の味わいをまるごと活かした野菜・果物ジュース

さて、次におすすめするレア土産は、岩手県遠野市の「宮守川上流(みやもりがわじょうりゅう)生産組合」が製造・販売するジュース。にんじんやとまと、イエローとまと、山ぶどう、キウイなど豊富な種類の商品が取り揃えられています。どの商品も添加物は不使用。素材そのものの味わいを楽しむことができます。

地産の素材のみを原料として使用するため、生産量が限られていることから、入手することが難しいレアなジュース。2018年にリニューアルされたばかりのかわいいパッケージも、お土産としておすすめな理由のひとつです。

宮守川上流生産組合は、遠野市宮守町の農家が組織している農事組合法人。「一集落一農場」を目標に掲げ、米や野菜の販売から、どぶろくや豆腐などの加工品の製造までをすべて地域内で行っています。その取り組みのひとつとして誕生したのが、この野菜・果物ジュース。ジュースの原料となっている野菜、果物はすべて組合員である農家の方々が栽培、収穫したものを使用しています。

「宮守川上流生産組合 ジュース 180ml」 とまと 税込300円

トマトは完熟前、少し青色を残した状態で収穫し、時間を置いて熟すのが一般的。しかし、宮守川上流生産組合では畑で完全に熟した状態のものを収穫し、ジュースの原料に。そのため、トマトの青臭さや酸味がなく、甘みが強いことが特徴です。

「宮守川上流生産組合 ジュース 180ml」 にんじん 税込300円

宮守町で栽培、収穫されたにんじんと遠野市を含む岩手県内で収穫されたりんごをブレンドし、作られているにんじんジュース。にんじんの甘みとりんごのほどよい酸味から、すっきりとした味わいを楽しめます。

どの商品にも添加物が入っていないので、子どもも安心して飲めるのが人気の理由のひとつ。ジュースの種類が9種類と豊富なほか、180mlと900ml、2つのサイズが用意されているため、お土産を贈る相手に合わせて適した商品を選ぶことができます。全種類を合わせて、彩り豊かなお土産セットをつくるのもおすすめです。

宮守川上流生産組合のジュースが買えるのは岩手県内のみ。遠野市内を中心とした道の駅や産直で買うことができます。

いかがでしたでしょうか? 岩手の伝統から生まれた定番土産と、豊かな自然、風土が詰め込まれたレア土産。味はもちろん、パッケージもかわいいお土産はきっと贈る相手に喜んでもらえるはず。岩手に訪れた際に見かけたら、ぜひ手にとってみてください。

取材協力/
巖手屋
https://www.iwateya.co.jp/

宮守川上流生産組合
http://miyamori-joryu.or.jp/


撮影・取材・文/宮本拓海
1994年生まれ。岩手県奥州市出身。2019年4月よりフリーランスライターとして活動中。

編集/くらしさ

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