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【レアなキャンプ場特集 Vol.6】宇宙のロマンを語れる、天文台のあるキャンプ場5選

【レアなキャンプ場特集 Vol.6】宇宙のロマンを語れる、天文台のあるキャンプ場5選

キャンプといえば、天体観測は定番……とはいうものの、なかなか天体を詳しく語れる人は少ないでしょうね。そこで今回は、天文台のあるキャンプ場を紹介していきます。街の明かりがとどかず、ドーム内から大きな望遠鏡で見る宇宙は格別です。天体に詳しいスタッフが望遠鏡を操り、その日に適したセッティングで、宇宙のロマンを語ってくれます。いずれも天体観測に最適な場所にあるので、望遠鏡を覗いた後には、肉眼で満天の星空を眺めるのにもいいんです。
日中は自然を満喫し、夕方には食事に舌鼓を打ち、夜には宇宙に思いを馳せる。そんなパーフェクトなアウトドアライフを過ごせるのは、天文台のあるキャンプ場だからなのです!

この記事は特集・連載「レアなキャンプ場特集」Vol.6です。

「星と緑の創造センター」堂平天文台/埼玉県

かつては国立天文台だった、絶好の場所で天体観測!

堂平(どうだいら)天文台は、1962年に東京大学東京天文台の観測所として開設されました。その後、組織変更され国立天文台の観測所として、2000年まで日本の天体観測をリードしてきた組織です。現在は、キャンプ施設やバンガローを備えた「星と緑の創造センター」として、埼玉県ときがわ町が運営しています。

場所は埼玉県の西部、標高876mの堂平山に銅板葺きの重厚な天文台ドームが建っています。天文台には日本光学(現:ニコン)製の91cm F18カセグレン式反射望遠鏡が据え付けられています。

豊かな自然に立地していることから、天体観測はもちろん、トレッキングや野鳥観察などを楽しむのにも最適です。観測ドーム内に宿泊施設があるほか、周囲にはログハウスやモンゴル式テント、バンガローなどを備え、宿泊することも可能です。

「星と緑の創造センター」堂平天文台
住所:埼玉県比企郡ときがわ町大字大野1853
電話:080-2373-8682
営業期間:3月〜12月(12月25日~2月末日までは休業)
営業時間:9:30〜17:30(3月〜10月)、9:30〜16:30(11月〜2月)※休業期間中は土日のみ予約受付対応
利用料金:10,500円(モンゴル式テント1棟6名)〜
施設使用料:1,100円(1名)
URL:https://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=11574

 

龍ヶ岳山頂キャンプ場・ミューイ天文台/熊本県

美しい星空が見られる場所に輝いた天文台!

「日本一美しい星空」に選ばれたこともある、熊本県の上天草、標高470mの龍ヶ岳山頂にあります。「ミューイ」とは天草弁で「見よう!」という意味。天文台は西村製作所製のドームで、50cmのカセグレン式反射望遠鏡や15cmの屈曲式望遠鏡が設置されています。天体観測では恒星や二重星、惑星、星団、星雲など、その日に見頃の天体を観察でき、昼間や天候不良時は、プラネタリウムによる星座解説が行われます。

また、施設はロッジやバンガローを備えています。さらにテントサイトでは、ウッドデッキ5カ所のほか、テント5張り分ほどの芝地を用意。そのほか、シャワー棟や炊事棟、トイレ棟があります。

龍ヶ岳山頂キャンプ場・ミューイ天文台
住所:熊本県上天草市龍ヶ岳町大道3360-9(キャンプ場)/大道3360-47(天文台)
電話:0969-63-0466
営業期間:通年(月曜日と年末年始は休業)
開館時間:13:00〜21:00(天文台)
天文台入館料:200円(大人)、100円(小中学生)
利用料金:100円(持ち込みテント・タープ)〜
施設使用料:500円(1名)
URL:http://ryugatake.net/wordpress/camp-site/

 

城里町総合野外活動センターふれあいの里/茨城県

レクリエーションや宿泊施設が充実したオートキャンプ場

茨城県西北部の県央地域にある城里町が運営するオートキャンプ場。広大な敷地内は、オートキャンプ施設をはじめ、キャビンやバンガロー、バーベキューエリアがあります。また釣り堀ではニジマス、季節によってはイワナやヤマメが釣れ、同町の旬の食材を使ったピザ作りも体験できます。

同じく敷地内にある天文台には、口径400mmのニュートン式反射望遠鏡が設置されています。毎週土曜日、また連休時や夏休みなどは連日開館。施設の担当スタッフが、その日の夜空に一番適した設定を行い、解説を聞きながら天体観測が楽しめます。

オートキャンプ場やティピーテントサイト、キャビンやバンガローなど、希望の宿泊スタイルに合わせて選べます。また、テントなどのレンタルが可能です。そのほか魚や芋を焼ける石焼き釜や、一斗缶焚き火や薪ストーブなどを購入、またはレンタルできます。

城里町総合野外活動センターふれあいの里
住所:茨城県東茨城郡城里町上入野4384
電話:029-288-5505
営業期間:通年(夏休みや年末年始などを除く、毎週水曜日は休園)
営業時間:8:30〜17:15(管理棟)
利用料金:2,950円(1台、テント&タープ1張り)〜
施設使用料:なし
URL:http://fureai.shirosatocamp.jp/

 

赤磐市竜天天文台公園/岡山県

テントサイトからも無数の星々が見られる!

岡山県中東部に位置するキャンプ場を併設する竜天天文台は、晴れた日にはわずかに瀬戸内海まで望める、標高470mに位置しています。天文台は直径5mの西村製作所製のドームに、口径40cmカセグレン・ニュートン式反射望遠鏡(旭精光研究所製「ASKO 400」)などを備えています。撮影した最遠天体までの距離は、約25億光年。金・土曜日(夏休みは木~月曜日)の19時~22時(11月〜2月は18時〜21時)に観望会を行っています。また、熟練者に限り、望遠鏡等の利用も可能です。

約10区画あるテントサイトは、駐車場から100mほどの場所にあります。炊事場を備えているほか、お皿などの食器、まな板や包丁類、テントのレンタルも可能です。ただし、冬季は原則として利用できません。テントサイトからも、天気が良ければ無数の星や天の川が見られます。

赤磐市竜天天文台公園
住所:岡山県赤磐市中勢実2978-3
電話:086-958-2321(天文台)
開園期間:通年(テントサイトは冬季休業)
開園時間:金曜/15:00~18:00、土曜・日曜/9:00~18:00
天文台入館料:200円(大人)、100円(小中学生)
利用料金:700円(1張り)+200円(大1名)、100円(小中学生)
施設使用料:なし
URL:https://ryuten-tenmondai.info/

 

鹿角平天文台/福島県

肉眼でも360度の大パノラマで星空が見られる!

阿武隈山系の南端部に広がる広大な草原「鹿角平(かのつのだいら)」。天文台は、その一角にあります。鹿角平観光牧場には天文台のほか、手ぶらで楽しめるバーベキュー場、クロスカントリーコースなど、多彩なレクリエーション施設が整備されています。

人工の光の影響を受けることがない草原が広がる丘の上にあるため、天体観測ポイントとしては絶好の立地です。そのため、環境省が認定する「天体観測に優れた場所ランキング」の全国第3位に輝いたことも。天文台は標高708mの場所にあり、35cmニュートン式反射望遠鏡(中央工学所)や、12.5cmフローライト屈折式望遠鏡(高橋製作所)を備えています。天文台は、一般開放日(ゴールデンウィークやお盆など)を除き、普段は施設を開放していません。利用を希望する場合は、必ず事前に予約して行きましょう。

鹿角平観光牧場内には、コテージやバンガロー、キャンプ場があり、草原の中にあるテントサイトも広いため、開放的な環境でキャンプが楽しめます。管理棟では、テントや毛布のレンタルも可能です。また車両の乗り入れは禁止ですが、荷物を運ぶためのリヤカーを利用できます。

鹿角平天文台
住所:福島県東白川郡鮫川村大字青生野字世々麦307
電話:0247-49-3113(鮫川村農林商工課:天文台)/0247-48-2010(キャンプ場 売店)
営業期間:通年(月曜日と年末年始は休業)
開館時間:天文台 19:00〜21:00(6月〜9月 20:00〜21:30)
天文台入館料:無料
利用料金:1,500円(テント1張り)/そのほか緑化維持費:200円(大人)、100円(小中学生)
施設使用料:なし
URL:https://www.vill.samegawa.fukushima.jp/page/page001588.html


取材・文/河原塚英信
造園業界を経てトレンドモノ情報誌の編集者へ。各地の庭園や城をめぐり、木々の剪定の技や、石垣の石組みなどを見て回っている。現在は、主にデジタルガジェットや家電製品を紹介するフリーランスライター。

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