明治維新に縁の深い、山口県萩市。江戸時代に発展した城下町の佇まいをそのまま残し、関連史跡が多数点在する城下町エリアは、史跡やカフェめぐりが人気です。

今回は、その萩市街を一望できる、萩温泉郷のお宿「萩本陣」をご案内! 萩の宿泊施設の中でも、「温泉&絶景&料理」で高い人気を誇り、なんと日帰りでの滞在もお楽しみがいっぱいなんです!

【お楽しみ その1】自慢の「湯の丸」で湯めぐりを堪能!「古代の湯」に浸かってしっとり美肌に!
「萩本陣」自慢のお風呂「湯の丸」は、立ち寄りの利用もOK。地下2,000mの深層から湧出するお湯は、約2万年前の氷河期よりたっぷり蓄えられたもので、ナトリウム、カルシウム、塩素などのイオンを豊富に含み、美肌効果も期待ができるそう。「熟成化石水」「古代の湯」とも呼ばれ、地球太古のロマンを感じずにはいられません!
「湯の丸」内部は、「椿の湯」(13:00~24:00男湯)と「紅葉の湯」(13:00~24:00女湯)に分かれています。内湯の大浴場と、庭園を取り囲むように「気泡の間」「寝の間」(いずれも椿)、「立の間」「水流の間」(同紅葉)、「源泉の壺」「足休の間」(両湯)などが並びます。



いちばん奥には、ど~んと広々とした露天風呂が鎮座。しっかり長風呂を楽しんで、良質なお湯を肌に存分になじませたいところです。

立ち寄りでの「湯の丸」利用は、13:00~15:00が中学生以上1,100円、3歳~小学生550円で、15:00~22:00が中学生以上1,650円、3歳~小学生830円 (※利用料は「湯の丸」入館の都度必要 ※GW・お盆・年末年始は中学生以上2,000円、3歳~小学生1,000円)となっています。

湯の丸
電話:0838-22-5252
営業時間:13:00~22:00
定休日:不定休(休館日や点検などで営業時間が変更される場合あり)
【お楽しみ その2】 「健康バイキング」で“萩魚”や郷土料理を味わい尽くす!
土・日限定で楽しめる「萩本陣」の御食事処「旬の丸」のランチビュッフェは、その名も「健康バイキング」。地元・山口県産を中心とする野菜をメインに、萩が誇る鮮魚など、近隣の特産品を使った約40種類もの料理が並びます。

多種多彩な品々は、月ごとのおすすめも要チェック!「瀬付きアジ」「金太郎(ヒメジ)」「平太郎(オキヒイラギ)」といった萩の地魚を使った料理や、「ちしゃなます」「いとこ煮」といった山口県の郷土料理に出会えることも。訪れるたびに、“美味しいお楽しみ”がてんこ盛りです!


なお、平日の利用は、入浴と料理がセットになった「日帰りランチプラン」(1人「Aプラン」税込3,300円、「Bプラン」同4,400円 ※要予約、2人より受付)がおすすめです。

旬の丸
電話:0838-22-5252
営業時間:健康バイキング11:30~14:00(土・日のみ)
※日帰りランチプラン(要予約、2名より)は平日のみ受付
【お楽しみ その3】腹ごなしに「松陰神社」へお参り。境内には世界遺産「松下村塾」も!
「萩本陣」から徒歩5分の場所に鎮座するのは「松陰神社」。文字どおり、明治維新に関わった多くの志士たちが薫陶を受けた吉田松陰が祀られ、地元では学問の神様として親しまれています。

幕末ファンにとっては「聖地」として、さらには、松陰や志士たちの“気”の宿るパワースポットとしても人気。いつも地元の参拝者や観光客で賑わっています。
境内に現存する、「松下村塾」は必見! 松陰が講義を行った建物であり、世界文化遺産(明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)にも登録されています。

【お楽しみ その4】SLで登る!? 絶景を眺めながら天空の足湯を堪能!
高台に立つ「萩本陣」は、お部屋はもちろん駐車場からの眺望すら見事なのですが、敷地内にはさらなる絶景スポットが! SL風のシャトルバスに乗って、建物裏手の山頂にある「奥萩展望台」へと向かいます。

展望台までは約10分。バスを降りて見渡せる視界はほぼ360度! 萩の街並み、山々の稜線、遠くに延びる海岸線や日本海の水平線など、美しい景色が広がります!

なんと、展望台には「足湯」(無料)も! 眼下に広がる絶景を楽しみながらの、至福のひとときが堪能できます。

萩本陣での一日、いかがでしたか? 最後にもう一度、温泉を“独り占め”しませんか? あえて【お楽しみ その5】とするなら、貸切風呂(13:00~23:00、3,300円/1室45分 ※GW・お盆・年末年始は4,400円/1室45分)もおすすめ。絶景と美肌のお湯が同時に堪能できます。
「萩本陣」は萩観光の拠点として抜群の立地です。日帰りでもお楽しみ満載ですが、機会があれば泊まりもぜひ!

萩本陣
住所:山口県萩市椿東385-8
電話:0838-22-5252
URL:https://www.hagihonjin.co.jp/
撮影・取材・文/兼行太一朗
編集/くらしさ