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【熊本市・温泉】サウナー垂涎の「湯らっくす」。日帰りでとことん整えまくる

【熊本市・温泉】サウナー垂涎の「湯らっくす」。日帰りでとことん整えまくる

JR熊本駅から車で約15分の場所にある「サウナと天然温泉 湯らっくす」。市街地からも近い普通の街なかにあるこの温泉施設が、サウナ愛好家の“聖地”として、いま全国から注目を集めています。

熊本地震からの復興をきっかけに、より魅力的な施設に進化!

1993年に創業し、地元で愛される「健康ランド」的な存在だった同施設ですが、2016年4月の熊本地震をきっかけに大規模な改装に踏み切ります。

コンセプトは、マンガ「島 耕作(女性は大町久美子)気分でくつろげる場所」。名物だったサウナもさらに充実させ、フィンランド式のサウナや頭まで浸かれる水風呂などを少しずつ整備。さらに、休憩ができる滞在フロアもカッコよく、居心地よい雰囲気に一新しました。

プロサウナーが全国のサウナから選出する「サウナシュラン」でも2018年、2019年と連続で2位を獲得するなど、その魅力は多方面から評価されています。

こちらは立ち寄り湯として利用できるのはもちろん、時間式滞在コースや宿泊でも利用できるとのこと。特に、朝から夜まで滞在できる「湯らっくすコース」は、サウナの聖地の魅力をとことん堪能できると人気です。

10時 チェックイン! 嬉しい料金プランが魅力

24時間営業の「湯らっくす」ですが、8時~10時は浴室の清掃時間なので、その直後の時間帯に入館。一番風呂ならぬ「一番サウナ」を狙います。駐車場は170台と充実し、バイク専用駐車場は屋根付き・地球ロック・ヘルメットロッカー付きと充実。全国のバイカーにも人気なのだそうです。

今回は10時~深夜1時まで滞在できる「湯らっくすコース」でチェックイン! なんと1,300円で、温泉・サウナはもちろん、館内のあらゆるサービスが使い放題です。館内着やタオルもあり、シャンプー類や化粧水・歯ブラシ・ひげそりなどもそろっているので、手ぶらで訪れてOKです。

10時30分 話題のメディーションサウナ&水風呂で整う


さあ、早速浴室へ! 3種類あるサウナのうち、まずは「メディーションサウナ」へ向かいます。こちらは、フィンランド式のロウリュサウナ。現地より取り寄せたストーブに入ったサウナストーンに、水をかけて水蒸気を発生させるサウナです。

室内には、ヴィヒタ(白樺の枝を束ねたもの)が浸してある水桶もあります。その水をストーンにかけて白樺の香りを広げるのもオススメです。また、この枝で体を軽くたたくセルフマッサージも楽しめます。白樺の香りに気持ちが落ち着き、より心が整います。

自分のペースで“整う”ことができるこのサウナ。室内の照明やBGMにもこだわり、自身と向き合うことができる環境作りにこだわっているそう。心静かに、セルフメンテナンスしましょう。

そして水風呂です。なんと水深171cm(女風呂は153cm)。頭までしっかり浸かれる深さです。水温も約14℃(女風呂は約16℃)と低めで、サウナーに嬉しい環境です。ちなみに、熊本の水は阿蘇山の伏流水が地下水となって届いているため、「水道の蛇口からミネラルウォーターが出る」といわれるほどの名水。その水を全身で体感できます。

そして、このMAD MAXボタンを押すと…。

スゴイ勢いで水が降り注ぎます! その名も「湯らっくすの滝」。毎分250ℓもの水量が10秒間流れます。この滝の真下に入って、頭のてっぺんから熊本の名水を受けましょう。気分爽快!

体の水気を拭いたら、源泉から引いている水を樽に入れて…。

足を水に浸しながら、外気浴で休憩しましょう。サウナと水風呂のすぐ横に外気浴のスポットがあるという動線が絶妙で、多くの椅子が設置されているのもありがたいです。さすが、「サウナーの聖地」!

次なるサウナは、「大噴火瞑想 大阿蘇」です。扉を開けると、真っ暗な空間の中から、湯気がモクモクと出てきます。

こちらは、浴室の下を流れる温泉から蒸気と熱気が沸き起こります。「蒸し上げられる」感覚で楽しめるマイルドなサウナです。塩も置かれているので、軽く体に塗って利用すると、美肌や発汗作用も期待できます。こちらにもヴィヒタがあります。

12時 サウナーに嬉しいメニュー勢揃い。「サウナ飯」を楽しむ!

同施設の2階には、滞在・宿泊者用フロアとお食事処があります。サウナで整った後は、レストランで「サウナ飯」を堪能しましょう!

サウナーに一番人気の「四川風麻婆豆腐定食」(揚げ餃子・サラダ付き1,210円、利用料と別途)。数種のハーブで炒めた自家製ミンチ肉に、阿蘇伏流水で作った「田代豆腐」の絹ごし豆腐を使い、花胡椒の粉末を仕上げにかけて、豊かな香りとしびれる辛さをプラス。サウナでたっぷり汗をかいた後は味の濃い物を欲するため、そんなサウナーたちのために用意されたメニューです。

レストランには、スタッフ手作りのデトックスウォーターも準備され、飲み放題! サウナで整えた体と心をゆったり休めましょう。

普通の椅子より低めに作られた、レストランの席。くつろげるソファ席や、お一人様でも利用しやすい一人用席も充実し、とにかくゆっくりダラけられる雰囲気です。

13時 「何もしない」ことこそ、大人の贅沢! とことん、ゆっくりくつろぐ

満腹になったら、ゆったり休憩しましょう。滞在フロアには、さまざまなリラックス空間があります。休憩室は、上質なリクライナーやカウチベッドで、あっという間に夢の中へ。個別のテレビもあります。

周りを気にせずくつろぎたい人は、ドミトリールームへ。男女兼用と、女性専用に分かれているので、女性お一人様でも安心です。各個室にコンセントもあるという嬉しい設計!

女性専用休憩室には、絵本があるクッションフロアもあり、お子様連れでも楽しめる仕様に。とにかく、至れり尽くせりです。

「ちょっと仕事をしないと…」という人にも嬉しい、コンセント&USB付きのカウンター席。Wi-Fiも無料で使えます。

無料で使えるパソコンゾーンも!

挽きたてコーヒーも飲み放題です。何という極上空間。

16時 サウナ2周目。「アウフグースサウナ」で整える!

たっぷり休憩したら、またサウナへと参りましょう。毎日12時~翌1時まで、普通のサウナ以上に温まることができる「アウフグースサウナ」が行われています(男湯1時間ごと、女湯2時間ごと)。

アウフグースサウナはドイツ式の入浴法。「火の国サウナ」のユニフォームに身を包んだアウフグースマイスター(熱波師)が、タオルであおってくれます。ほのかなアロマの香りと共に熱波が体の隅々まで届き、爽快です!

こちらは女湯の水風呂です。水深153cmで、もちろんMAD MAXボタンもあり!

男女とも、浴室には泥パックが設置してあります。山形県から取り寄せた、美容にいいという超微粒子の天然クレイ・モンモリロナイトの泥で、毎日スタッフが手作りしているそう。このパックをした後で蒸しサウナに入ると、お肌のつるつる感がまた格別になるそうで、スタッフさんオススメの使い方です。

18時 晩ごはんも館内レストランで!

そろそろ晩ごはんの時間帯。再びレストランへと足を運びます。お一人様向けのゆったり席へ。沈み込むかのような椅子の座り心地のよさに、またうっとり。

晩ごはんにチョイスしたのは、これも人気だという「甘酢のチキン南蛮定食」。サンチュとミニうどんをセットにしたお得な「湯らっくすセット」(1,518円・利用料と別途。定食のみの場合は1,155円)でいただきます。ハーブ鶏と手作りタルタルソースが自慢のチキン南蛮は、甘酢の絶妙な風味が格別の味わい! サンチュは熊本県内の契約農家から直接仕入れ、手作りの肉味噌も密かに人気だそう。

セットにできるミニうどんは、お肉に生姜がたっぷり入った「ひとすじ肉うどん」。他にも、サウナーに嬉しい安心・安全・ヘルシーさと、がっつりおいしい味わいを兼ね備えたこだわりの「サウナ飯」がそろいます。至れり尽くせり!

19時 まだまだ、くつろぎます!

夜も徹底的にくつろぎましょう。壁一面にマンガ本がそろうマンガスペースや雑誌コーナーも充実しています。

マッサージ機も無料で使い放題です。

くつろぐための居場所が、とにかくいっぱいです!

個室のマッサージ(別途料金)もあるので、くつろぎと癒やしの限りを尽くしましょう。

23時 締めの温泉&サウナ! 熊本市中央区では珍しい天然温泉
男風呂の主浴場

さあ、夜も深くなってきたところで、締めの温泉へと参りましょう。「湯らっくす」はサウナも話題ですが、温泉王国・熊本が誇る天然温泉も自慢です。阿蘇山から続く地下温泉脈のライン上にあり、地下1000mより湧出するこちらの温泉は、カルシウム・塩化物泉。熊本市中央区では珍しい天然温泉なのです。

女風呂の主浴場

男風呂は和風、女風呂は洋風の世界観で作られています。サウナと合わせて、熊本が誇る名湯にもゆったり浸かりましょう。

いくら時間があっても足りないくらいに、サウナと癒やしを大満喫できる「湯らっくす」の日帰り滞在。「ああ、やっぱり宿泊してぐっすり眠りたい」となっても大丈夫。深夜1時~5時はプラス1,200円に。つまり、2,500円で宿泊もできるのです。

何度でも通いたくなる、元気な温泉施設! まだまだ改装は継続中!?

「湯らっくす」滞在で感じたのが、楽しそうに働くスタッフさんたちの笑顔の輝きです。サウナ施設というと男性スタッフばかりのようなイメージもありますが、女性スタッフも多いので、女性客でもお一人様でも気兼ねなく訪れやすそうです。

また、「熊本愛」に溢れる施設であることも印象的でした。レストランの食材にはなるべく熊本県産の食材が使われているほか、1階の売店には県内各地のお土産もそろっています。これも、地震からの復興をきっかけに改装されたからでしょう。県外からのお客様にも喜ばれているそうです。ちなみに、まだまだ改装は継続中で、自称「サウナ界のサグラダ・ファミリア」なのだとか!? これからの進化にも期待大です。

ちなみに、地元の人たちに人気のヨガルームも館内にあります。温泉の蒸気を活用した「ホットヨガ」と、ハンモックを使う「エアリアルヨガ」。いずれも月極契約制で、ヨガの後には温泉・サウナも利用することができますよ。

「サウナーの聖地」の名のとおり、心身の奥底から「整う」ことができる施設・設備大充実の「湯らっくす」。長時間滞在で隅々まで堪能するのが、オススメの使い方。サ活&くつろぎをトコトン極めたいなら、ぜひ一度は訪れたいスポットです。

サウナと天然温泉 湯らっくす
住所:熊本県熊本市中央区本荘町722
営業時間:24時間営業(8時~10時は清掃のため入浴不可)
定休日:なし
電話:096-362-1126
料金:
●温泉、サウナ利用のみ…中学生以上590円、4歳~小学生300円
●3時間コース…中学生以上980円、4歳~小学生150円
●湯らっくすコース(10時~翌1時まで滞在)…中学生以上1,300円、4歳~小学生300円
●お泊まりコース(11時チェックアウト)…中学生以上2,500円、4歳~小学生1,500円
URL:https://www.yulax.info/

※表示価格はすべて税込みです


撮影·取材·文/中川千代美
長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集·ライティング·企画を手がける。食欲·物欲·お出かけ欲·温泉欲·ビール欲の赴くままに熊本·九州を駆け回る日々。趣味は二胡(中華民国国楽学会[台湾]二胡検定六級取得)。

編集/くらしさ

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